2009/03/30

妊婦さんのフルマラソン

妊婦さんのフルマラソン

先日、長いお付き合いの後、無事にご出産なさった方を病院にお見舞いにいき、元気に泣いているベビーちゃんに幸せな気持ちにさせてもらいました。

私は不妊治療で患者さんとお付き合いすることが多いのですが,
不育の方とのお付き合いも多いです。なんとか無事に安産を迎えられたときのほっとした笑顔をみることができると私も安心感に包まれた幸せな気持ちになります。

いろんな妊婦さんがいらっしゃるなあとは思うのですが、今回のフルマラソンの件、なんでこんなことをするのかなあと思わずにいられませんでした。赤ちゃんは、「いやっ」って思っても声も出せないのにね。

鍼灸師として妊婦さんにかかわると、お医者さんや助産師さんとは違った観点でお体を拝見することになります。体表観察から妊婦さんをみていると、一般的にいわれること以外にも沢山気がつくことがあります。

お母さんが自覚的にはなんともなくても、子宮の状態があまりよくなさそうなことも気がつきます。そして鍼灸治療して体が楽になって初めて

「妊娠って初めてだから、これぐらい身体がきついものだと思っていたんです」

と、おっしゃる方もいます。お母さんが気がつかなくても、辛い子宮の状態では、赤ちゃんにはかなりの負担がかかっているのですよね。

フルマラソンをなさった妊婦さん、どなたか諌める人はいなかったんでしょうかねえ。
赤ちゃんは、お母さんの身体自体が生命維持装置です。赤ちゃんの生命維持装置になっている期間にフルマラソンしなくってもなあと思ってしまいました。

ブログランキング参加中(^_^)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/07/26

不妊クリニックの待合室からのメール

不妊クリニックの待合室からのメール

先日の日曜日、なんだかんだと、のんきに過ごしておりました。

そこに、2通、現在不妊クリニックに通院中の方から、メールが。

不妊クリニックは、土曜日、日曜日おやすみなし!365日いつでもやってますという
ところがあります。IVF-ETなどで頑張りたい方にはおすすめです。

今回メールが届いたのは、新橋の夢クリニックの会計待ちのかたからと、
新宿の加藤レディースクリニックの待合室にいる方から。

新橋の方からは、今日は案外スムーズでしたというお話と、新宿の方からは、
会計で質問禁止になってからスムーズですというお話。

不妊クリニックで、「すいていて、お勧めのところはありますか?」との
ご質問をいただくことがあるのですが、そんなとこない!!っていつもお返事しています(^^ゞ。
やっぱりお勧めしたくなるようなクリニックは混んでいますよね。

いろいろなクリニックがありますが、
いま一番お勧めは、みなとみらい夢クリニックかなという感じです。
加藤レディース系列ですので、納得できる考え方や、ラボの技術力がありますし、
できてから日が浅いので空いています。私がもしいま不妊でIVF-ETを考えるのならば
まずここかなと。

もう少し広い範囲で不妊を考え、基本的な検査からというのならば、
山近記念クリニックの婦人科です。不妊に対する方針、考え方、技術力など、私が
不妊かも・・と思っていくとしたらここにいきます。IVF-ETでも上手に誘発され
成績もあげているので、初めてのIVF-ETにはお勧めかと思います。
欠点は、日曜祝日の休みや、長期休暇があること。これはIVF-ETなどの場合は、
ちょっと困ると思います。年齢の高い方で、どんどん治療を進めたいという希望が
あれば365日年中無休のクリニックがお勧めかなと思います。

また、やはりお勧め定番は、新宿加藤レディースクリニックでしょうか。
技術力や、一貫した方針をもった考え方、「いらないものは足さない」ということを本当に実践する実力。
やはりここが最後の砦といわれるだけの理由はあると思います。
また、365日いつでもやっているのは、不妊治療にとっての大きな支えですね。
欠点は、あまりにも混んでいること。これも仕方がないといえば仕方がないんでしょうけど。

最後のお勧めは、新橋夢クリニックです。
私は、このところ、凍結胚の自然周期での戻しの実施について疑問をもっていました。
排卵確定してもさほど体温があがらず、こんな状態でいいの?と思う状況でも、ホルモン値がOK
ならば戻しを実施というのをみてきて、本当にそうなのかなあ??と疑問だったのですが、
そんな状況をさっさとホルモン周期での戻しを実施され、私の中の疑問は氷解しました。
もしかしたら、これがスタンダードになるのかなあなどと思います。
よく診て、治療をしっかり進めるという数年前に新宿加藤レディースクリニックで感じた
ことを今のこのクリニックで感じます。ただこのクリニックは通院回数が多い!
まあ、これは「よく診る」ということの裏返しなので、仕方がないと私は思いますが
なかなかしんどい通院回数であり、通院指定時間だと感じることが多いです。
私だったら、他のクリニックで採卵数3回試してだめだったら、あるいは、もう
最後の挑戦だと思ったらこのクリニックに覚悟を決めて通うと思います。

いま、ある二つのクリニックの、HR周期の流れというプリントが私の机の前にあります。
ほとんど一緒なのに微妙に違う(^^ゞ。みんないろいろ悩んで考えているのですねえ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/02/24

新生児の泣き声

新生児の泣き声

今日は、21日満月の木曜日にご出産なさった方のお見舞いにいってきました。

かわいい、かわいい女の子。
まだ新米お母さんは抱っこがきごちなくて、思わず指導!しちゃいました。
『首を大事にカバーしながら、足の間に手を入れてオシリを抱えるように抱いてあげて。』

人間のお母さんは、生まれたての赤ちゃんを前に、おろおろとしています。
でも、楽しそう(^_^)幸せそうで、安定していて、いままで
少女っぽかった彼女からちゃんとお母さんの匂いがしていました。

がんばってねえ。

1週間ほど前、そろそろ生みたい!というので、じゃあという鍼をしました。
鍼のおかげか、彼女自身の力か、順調でスピーディーなお産だったとのこと。
とてもうれしいなあと思います(^_^)

名前どうしよう(^_^)と迷っていらっしゃいました。
決まったら教えてね(*^^*)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/01/09

40代の不妊治療(子宮にトラブルがある場合)

 ここ数年、40台での妊娠希望の方が多く、なかなか大変だなあと実感していま
す。

 女性の場合、妊娠を考えると、35歳というのはひとつの境界です。
 これ以上の年齢、とくに40代の方の不妊治療をみていると、IVF-ET(体外受精ー
胚移植)をするにせよ、とにかくきついなという感じです。

IVF-ETの方々とおついきあいしていて、なかなか優良な卵とめぐり合わないという
お話を伺います。確かに、年齢的に40代の卵の状態は個人差はあるものの厳しいです。

たとえば、まあ単なる私のイメージなのですが、
1年で13回の排卵があるとして、優良な卵子が排卵される確立は
 
 30歳ぐらいならば、10個
 35歳ぐらいならば 5個
 40歳過ぎだと  2、3個
 42歳ぐらいだと 1,2個

ぐらいのイメージかなと思います。
当然個人差はありますが。
だから、空砲だった、受精しなかったということが続いても、ある程度までは
普通のことなんだとあまり一喜一憂しないでいただいたほうがいいかなと思います。


その上に、子宮にトラブルがあると、うーーんと考えてしまうことも多いでしょう。

私は、UAEという子宮筋腫の動脈塞栓術というカテーテル治療で子宮温存の
筋腫手術をしました。この手術は基本的には妊娠の希望がある方にはおこないません。
子宮は温存されるといっても、子宮性無月経や卵巣への負担というリスクがあるからです。
それでも、事情によっては、UAEを選ぶ場合もあるでしょう。
 
 体験者として思うことなのですが、UAEは受けた直後の器質的なダメージですぐに
閉経状態の卵巣になったり、子宮の状態が悪くなることをのぞいても、UAE自体の子宮
卵巣にあたえるダメージというのはあって、子宮卵巣年齢プラス3から5歳ぐらいなのかなと。

 そこで、ひとつ作戦。

 40歳、不妊、IVF-ETまで考えている。子宮筋腫が手術など不適応で子宮を残
すにはUAEしかないと。

 この場合だったら、まず、UAEを受ける前に採卵してもらい、初期胚や胚盤
胞などの形で凍結。UAEののち子宮に戻すということをするといいのかなあな
どと夢想しています。

 なにもなくても、40代の不妊治療は大変。ましてや子宮にトラブルがあってと
いう場合は、時間との兼ね合いで、急げ急げ。私の提案は、かなり金銭的にも負
担が大きく、これをすれば必ず上手くいくという話でもありません。ただ、もし、
厳しい中でどうしようかと迷っていらっしゃる方がいらっしゃいましたら、ご参
考まで。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/06/06

4Dの超音波写真

4Dの超音波写真

今年の1月にご出産の方が、妊娠中に数回4Dの胎児の写真をとり
楽しみに過ごされていました。

今日の午前の患者さんも20週をすぎたところで、4Dの写真をとったと
みせてくださいました。

4Dの写真って、驚いちゃうんですよね。
本当にリアル。
ああ、そこに人がいるのねえ~。
へその緒があるのねえ、鼻筋が通っているのね~などなど、
思わず感心納得しちゃいます。

小田原近辺には、なかなかないのですが、町田や横浜当たりまで
足を伸ばすとあるようですねえ。

妊婦さんは一度いかがですか(*^0^*)
24-26wが撮りごろらしいですよ(*^^)v

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/05/26

不妊治療は、あまり考え込まずに淡々と

..不妊治療は、あまり考え込まずに淡々と

子宮が小さく卵巣などの状態もよくなかった患者さんが、週に1,2回の
鍼灸治療を継続し数ヶ月たったころ、婦人科の先生に
『以前はとても小さかった子宮が、普通の人の小さめ子宮ぐらいになってきた(^^)』と
いわれとても喜んでいらっしゃいました。

鍼灸は直接的に子宮を引っ張ったり伸ばしたり(^^;)するわけではありませんし、
ホルモン剤の投与のような薬物的な劇的変化もおこしません。
でも、淡々と、淡々と継続していく中で、ちゃんと子宮そのものを大きくする
なんていうことができるのだなと、お話を伺っていてとても嬉しくなりました。

また、同様に鍼灸を淡々と継続していただいたことで、ずーっと排卵がなかった
片側の卵巣からも排卵がはじまったんです!などという嬉しい報告を候うことも
一度や二度ではありません。生理が100日以上もなかった方が、だんだんと、だんだんと、周期が整っていくこともよくあります。

このように、婦人科の弱りに対して、鍼灸治療を淡々と、
継続していくことは本当に面白いなあといつも私は思います。そして目先では
何も変化がなくても、頑張って通院してくださる皆さんがいることにとても
感謝しています。こうやって継続して数ヶ月の経過を拝見できるからこそ、
こんな効果があるとか、こんな結果が出るよということを私自身が
実体験をもって体験できますし、皆さんにも情報としてシェアできます。

高度生殖医療などでも、この淡々とということは大切なことなのです。
妊娠には、『淘汰のプロセス』があります。一度の体外(IVF-ET)がだめでも、
それはなにかが悪いのではなく、ただ、淘汰のプロセスだったということも
あるわけです。だから、淡々とくり返すことがとても大切なのです。
確かに金銭的にも負担の多い技術ですが、できれば採卵数で3回、目安としては
採卵数で5回ぐらいは、淡々と継続していただければ、ひとつの結論には
たどり着くと思います。それ以前に、一喜一憂して落ち込んだり、飛び上がったりするのは結果として損だと私は思うのです。淡々と継続する。これが不妊治療の
厳しいけれど、現実的な道ではないかと思います。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

不妊治療は、あまり考え込まずに淡々と

..不妊治療は、あまり考え込まずに淡々と

子宮が小さく卵巣などの状態もよくなかった患者さんが、週に1,2回の
鍼灸治療を継続し数ヶ月たったころ、婦人科の先生に
『以前はとても小さかった子宮が、普通の人の小さめ子宮ぐらいになってきた(^^)』と
いわれとても喜んでいらっしゃいました。

鍼灸は直接的に子宮を引っ張ったり伸ばしたり(^^;)するわけではありませんし、
ホルモン剤の投与のような薬物的な劇的変化もおこしません。
でも、淡々と、淡々と継続していく中で、ちゃんと子宮そのものを大きくする
なんていうことができるのだなと、お話を伺っていてとても嬉しくなりました。

また、同様に鍼灸を淡々と継続していただいたことで、ずーっと排卵がなかった
片側の卵巣からも排卵がはじまったんです!などという嬉しい報告を候うことも
一度や二度ではありません。生理が100日以上もなかった方が、だんだんと、だんだんと、周期が整っていくこともよくあります。

このように、婦人科の弱りに対して、鍼灸治療を淡々と、
継続していくことは本当に面白いなあといつも私は思います。そして目先では
何も変化がなくても、頑張って通院してくださる皆さんがいることにとても
感謝しています。こうやって継続して数ヶ月の経過を拝見できるからこそ、
こんな効果があるとか、こんな結果が出るよということを私自身が
実体験をもって体験できますし、皆さんにも情報としてシェアできます。

高度生殖医療などでも、この淡々とということは大切なことなのです。
妊娠には、『淘汰のプロセス』があります。一度の体外(IVF-ET)がだめでも、
それはなにかが悪いのではなく、ただ、淘汰のプロセスだったということも
あるわけです。だから、淡々とくり返すことがとても大切なのです。
確かに金銭的にも負担の多い技術ですが、できれば採卵数で3回、目安としては
採卵数で5回ぐらいは、淡々と継続していただければ、ひとつの結論には
たどり着くと思います。それ以前に、一喜一憂して落ち込んだり、飛び上がったりするのは結果として損だと私は思うのです。淡々と継続する。これが不妊治療の
厳しいけれど、現実的な道ではないかと思います。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/05/14

..待つ時間をすごすための暝想(考えることをやめるために)

..待つ時間をすごすための暝想(考えることをやめるために)

何回か掲載しているファイルですが、『無駄な考えをくり返していて疲れてしまう』という
質問をお受けしたので、再掲載します。ゆっくり読んでみてくださいね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

考えるということはとても精力を使うことです。根気が必要なんですね。この精力とか根気というのはどこから来ているのかというと、腎に貯められている根本的な力から来ているわけです。

腎気がしっかりしていると、しなやかで正確な思考ができますけれども、腎気が弱ってくると、根が腐った樹のように不安定なひねくれた考え方になったり、そのような根をがっちり固めようとするために頑固になったりします。

このような時は、考えるということを休むという方法を取り、腎気を休めることが建設的です。けれども、人間の不思議と申しましょうか、このような時は、まるでチベットの山奥で強い寒風に吹かれてからからと激しく回る風車のように、根のない思考が頭の中をめぐってしまいます。考えないようにしようと考えると、どうすれば考えないことができるのだろうと考え、考えを止めるにはどうするかなどと、禅の本を読み始め考え込んでしまうわけですね。

まさに思考というのは、人間の特徴であり、その人生の健全なあり方に対して、両刃の剣となるものです。

そこで、考えを止める方法の一つを提案しておきます。


それは暝想をするということです。暝想というと何かおどろおどろしいものですが、ここでお薦めするのはとても単純なことです。それは、「身体の声を聴く」ということです。自分自身の身体と対話してみるわけです。

まず、その声を聴きたい部位を選びます。痒いところ痛いところなどは、すでに身体がその声を発しているわけですから、そこにある思いに耳を傾けていきます。思い当たらなければ、身体の中心である臍下の奥の丹田(女性であれば子宮)を選ぶとよいでしょう。

その身体を得、その身体を使った時のことなど、ゆっくりと思い起こして、小さな声も聞き逃さないように、深く深く心を澄まし、ゆったりと耳を澄ましていきます。そこにある、悲しみや、喜び。重さや、広がり。を感じ取ります。

人は、一つの、宇宙です。その、宇宙の、中の、宇宙の、一部の、一点の、声を、聴いていきます。

全身の力みを抜いて、その部位に耳を傾けます。横になってもかまいません。ゆったりと、ゆっくりと、こころをほぐしながら、よりよく聴けるよう、耳を澄まし続けます。

その、小さな、声を聴き逃さないよう。心を込めて、さまざまな角度から、その声に耳を傾け、聴き続けます。

怒りがあれば、悲しみが裏に必ずあります。その悲しみは何なのでしょう。理解されなかった悲しみ。乱暴に扱われた悲しみ。喜びの表現を無理に押しとどめられた悲しみ。

この怒りが、堅い塊となって、人の筋肉によろいのように巣食い、自分自身のやわらかな心をまもろうとしています。けれどもそれが、実は、心を閉ざす基になったり、人とのさらなるいさかいの原因になったりします。

そこにあなたの愛を注いでみましょう。あなたの小さなものをいつくしむ心を、自分自身の悲しみに注ぎ込みます。感情があふれてきたら、それを押し止めずただ流します。ゆったりと大いなる宇宙にまかせきって、すべての思いを流していきます。

ありがとうございました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/05/08

体外受精は、注射に始まり注射に終わる???

..体外受精は、注射に始まり注射に終わる???

最近読んだ、『40代初産を始めた女たち』という本。
1960年から、1965年生まれの女性の生き方、そして40代になって
はじめた出産についてとりあげています。
同年代の私としては、『生き方』という点で多くのものを考えさせられているなあ
と思います。

ところで、その延長で最近、『迷産時代』という本を読みました。
そのなかで、

『体外受精は注射にはじまり注射に終わるものだ。・・・・・・中略・・・一ヶ月間ほとんど休みなく毎日病院に通って注射を打たなければならない。・・・略』

とありました。

これを読んで、うーーーんと唸ってしまいました。

私の治療院にいらっしゃるかたと、不妊治療についてあれこれご相談をさせていただいていると

『体外って毎日病院にいかなくちゃならないし、注射もしなくちゃいけないし。
会社をやめないととても無理だって考えていますと』

上記の本の情報を読んだ方だったら、『会社やめなくっちゃ』と思うのは当然だなと
思います。

でもねえ、ちょっと待ってくださいな。

私の治療院では、体外受精(IVF-ET)を受けている方が大勢いらっしゃいます。
一番多いのは東京新宿の加藤レディースクリニックと、小田原の山近記念クリニック(山近病院)。

このふたつは、私もご相談をうけたときに、よくお勧めする病院です。他には横浜や海老名、秦野、新横浜などのクリニックや病院で受ける方もいらっしゃいます。

沢山のIVF-ETを受ける方々の経過をみていると、非常に濃厚(;^^なIVF-ETから、あっさり自然なIVF-ETまで同じ体外受精といっても、卵の誘発方法や、着床に対してのホルモン補充に非常に大きな考え方の差があり、それは受診回数や、注射の回数に直結していくものとなっていきます。

非常に濃厚なところは、採卵の周期の前の生理周期から薬を使い、採卵は入院(;^^。その後もしっかり黄体補充し、妊娠判明すれば心拍確認までまたまた入院。これではとてもお勤めは無理・・・・というのもわかります。

他にも、原則的に、採卵まで張り薬も使い、注射もして誘発し、高温期になれば朝晩の膣座薬、注射、飲み薬とどっぷりとホルモン補充をしてIVF-ETをするクリニックもあります。
ここも通うのはなかなか大変でしょう。

逆に、私のお勧めしているクリニックは、どちらもそれほど多くの薬は使わない感じです。
通院回数もさほど多くなく、山近さんなどは、注射は時間外にも打ってくれるので(夜の9時過ぎに打ってもらっていた方もいらっしゃいました)注射のために会社を休むということもなさそうです。

どうしても採卵前に2回ぐらい、そして採卵、戻しで一回ずつ。
戻しはどうしても都合がつかなければ凍結という荒業もあり(=^_^;=)。
複数の採卵ができ、凍結卵ができれば、次の周期は戻しだけですから楽ですね。

戻した後は、お勧めクリニックは、飲み薬や注射が多少あっても、毎日なんていうのは
みかけません。ホルモン値がよければ戻しの後に薬も、注射も何もないケースも
多くお見かけしました。まあ、その方の状態にもよるのでしょうけどねえ。

本で見たような注射にはじまり注射におわるようなクリニックも確かにありますね。
ただ、体外(IVF-ET)はそれだけがやりかたではないというのも真実だと
思います。通院回数の多さや、注射などの負担で悩んでいる方は、
研究してみてくださいね。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/04/23

赤ちゃんいっぱい鍼灸院

..赤ちゃんいっぱい(2007、4、21)

アンチエイジングの話の続きは?という声をよそに
今日の出来事を書いちゃいます(=^_^;=)。
(といいつつ、掲載を忘れてしまっていました。21日土曜日の出来事です)

今日は赤ちゃんいっぱいの日でした。

妊娠から出産直前までお付き合いして1月に生まれたばかりのコウちゃんを連れて
ご夫婦で久しぶりの鍼にいらしたかた。
コウちゃんは3ヶ月。
がっちりしていて、お父さんとお母さんのお顔を足して二で割ったらこんなお顔
と言う感じのお顔です。

お父さんとお母さんが鍼治療の途中は、スタッフYさんが抱っこ。
5分もしないまに上手く寝かせつけ、籠ベッドに移動したと単に
『おんぎゃあ~』コウちゃんは、手動ゆらゆらベッドじゃないと寝てくれない
つわもの。なんだかんだとみんなで抱っこしてお父さんとお母さんの治療が
終わるのを待ってくれました(^^)。

次の赤ちゃんは、予定日まであと5日のお腹の中の赤ちゃん。
私が初めに『あなたは、いつ生まれたいの???』と聞くと
なんだか、もぞもぞ答えてくれたような(=^_^;=)。
もう予定日間近なので、しっかりと力強い陣痛がおこり、スムーズな
出産になるように応援鍼灸をしました。さて、予定日までに
陣痛はくるのでしょうか?

そのあと、30w過ぎのおなかの赤ちゃん。

そして最後は、去年の8月に生まれたミイちゃん(^^)。
ミイちゃんは、お母さんと二人できたりもします。
お母さんとふたりだと、籠ベッドで『ワタチがまんしてまちゅ』という
お顔で1時間我慢してくれます。
でも、今日はパパがおつきそい。
ミイちゃんは籠ベッドなんていや!パパに抱っこ抱っこと
甘え泣きをしていました(^^)。

ママが治療が終わってミイちゃんのところにいくとニッコリ。
ママの胸でおばちゃんにもニッコリ笑ってくれました。
かわいいい(*^^)v。


生まれた赤ちゃんも
おなかの赤ちゃんも
ずーっとかかわった赤ちゃん達。
かわいいいい(*^0^*)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/03/01

背伸びをする新生児


夕方、娘とふたりで生まれたての赤ちゃんと対面してきました。

3100グラムオーバーのしっかりとした女の赤ちゃん。

小さな赤ちゃんベッドを娘と二人で覗き込むと、
ぐうっと両手を握り締めて大きく伸をしていました。

おおっ!いっちょ前に~(^^)と思わず微笑んでしまいました。

お父さん似の元気そうな赤ちゃんは、満足しているように
むにゃむにゃと夢をみているようです。小さなおてては指が
ちゃんとついていて、ああなんてかわいいんだろうと幸せな
気持ちになってきました。

これから頑張ってね>新米ママさん、新米パパさん(*^0^*)

新生児室をのぞくと、6人ほどの赤ちゃんがすやすやと寝ていました。

6人のうち、3000グラムをオーバーしている子は一人もいませんでした。
そして、ふたりは2100グラム代!!。小さい!。

私の治療院で、妊娠から出産に致るまでかかわった妊婦さんたちにはいつも、
『3000グラムオーバーでなきゃダメよ~』といいながら、フォローさせて
いただいています。大きくしっかりとした赤ちゃんを産んで欲しい。私からの
お願いです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/02/20

満月、新月、出産はいつ?

このところ、爆発寸前妊婦さんと、10w手前の妊婦さんが
多いです。

さて、予定日が3月11日の妊婦さん。
満月が3月4日です。
うーん、私の予想は、3月1、2、3!!
どうでしょうかねえ(;^^。

予定日をすぎることなく、39w前後で生まれる方が
多い感じがしています。

統計的には、満月と、新月の前後3日が多いそうです。
実感的にはどうでしょうか(*^0^*)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/02/16

高齢、ハイリスク妊娠での、身体の調え方

高齢(35歳以上)での妊娠、出産についてご質問いただきました。

そのリスクと、どうやって身体を調えることをかんがえていくのか、ファイルを
作ってみました。

妊娠に一番必要なのは、体の土台となる生命力、東洋医学の世界では、腎気、臍
下丹田の力と表現します。この説明からはじめましょう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 臍下丹田の力とは、身体の土台となる生命力という意味です。
 東洋医学の世界では、腎気などともとらえます。

 この腎気の力は、子ども時代から成長し、一番盛んな
 生殖年代である大人の時代をすごし、老齢期に入ると
 少しづつ衰えるとされます。また、とくに生殖関係では
 深くその機能に関与します。腎気の充実した時代に生殖年齢が
 あるわけです。


 高齢出産の場合、自然の流れの中でも腎気の衰えが
 出始めるときであり、それに出産という気血の大きな虚損が
 重なります。

 生殖機能を充分に発揮する、とくに出産という大イベントには、
 充分な腎気が必要なのに、年齢的に腎気が減少し始めている。

 こういった背景により、東洋医学的に考えると、高齢出産は、
 普通の出産よりもハイリスクであると把えることができます。

 また、出産後は、腎気の下支えさえあれば、大きく失った気血を
 ”生理的”な範囲で回復してくる時期です。

 これが、腎気の下支えが不足していると、大きく失った気血の虚損を回復でき
 ず、これに疾病要因が入り込むと、回復がなかなか困難な産後の問題が
 発生してくるわけです。

 産後の問題は、大きな虚損の中で、下支えの腎気(生命力)の不足が根本原因
 で発生した病なので、なかなか治り難いケースが多いわけです。
 ニュースで報道されている、線維筋痛症の大杉君江さんの場合もそうですし、うつ、 
リウマチ、喘息なども出産を契機に発症するというのは、こういう
 背景からです。


 現代人は、腎気、臍下丹田の力が衰えがちです。
 若年性の脳血管障害、若い世代からの成人病、そして赤ちゃんが
 小さく生まれることも腎気の衰えが問題だと私は考えています。

 
 私がお付き合いして妊婦さんになった方には、出来れば、妊娠中に
 なるべく腎気の虚損を小さくなるように(妊娠はただでさえ、腎気を
 つかっていくものなのです)そして、年齢の高い方の場合は
 それにくわえて、少しでも腎気を貯金できればと治療をすすめています。
 
 これは出産時点でなるべく充実していることが、出産そのものにも
 よい影響を与えますし、産後の状態にも貢献できます。目に見えない部分です
 が、少しでも腎気を上げる時期は、妊娠中のいましかないと思います。

 以下の症例の方は、高齢(出産時35歳)のうえに、やせもあって、週に2回
の治療を行った方です。ご参考まで。

 腎気を養うための妊娠中の手入れの目安は、週に一回ぐらいのペースで考えて
いければと思います。この上に、特に年齢が高い、身体の状態が悪い方などは、
上記の症例の方のように、週に2回などペースを上げることも必要かと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

..症例4)やせた方の妊娠フォローの症例(BMI15.6)

主訴:不妊
身長156センチ、体重38キロ
子供のころから胃弱、冬が特につらく、10月ごろから体調が悪い。
夏はいつも体調悪化、体重が減るとなかなか戻らない。体力もない感じがする。
妊娠を希望しているが、自分の体力に自信がないし、ちゃんと赤ちゃんがお腹でそだってくれるのかも心配。

32歳結婚
33歳フルタイムの仕事をやめる
34歳妊娠

妊娠前、身長156、体重38キロ

...治療方針。
1)妊娠に向けて

胃腸の状態が悪く、食べ物をしっかりと受け取り、身体に力として配布することができない状態です。このため、体を温める力も不足しています。夏に弱い、体重が増えない、体力もないというのも同様に脾胃の力(胃腸の力)の不足です。

脾胃の力をつけ、食べ物からの栄養をしっかり受け取り、めぐらせることができる身体作りを目指します。これにより、少しづつ体力をつけ、妊娠を迎えられるようにしていきましょう。

(証:気虚、脾腎陽虚)
〔伴注:このあたりの書き方は、統一されなければなりません。〕

2)出産に向けて

妊娠後は、赤ちゃんの健やかな成長と、お母さん自身が健康に過ごし、無事に出産を迎え、その後の赤ちゃんとの生活をしっかりとおくれるような身体作りをめざします。
妊婦さんには、腎気を中心とした体の土台を安定させることを中心に、そのうえで、健やかな脾胃の力を発揮できるようにしていきます。暖かく柔らかいお腹作りをしていきましょう。

...治療経過

....初診から妊娠まで

初診から2ヶ月

鍼灸治療を受けると、そのあととても疲れが出るという状態、また日常生活も忙しく、胃腸の調子も思わしくない。

通常のドーゼ(刺激量)だと、刺激過多になってしまうことが判明、刺激量を落として治療頻度を上げることに治療方針を変更。以来週に2回の治療とする。

治療を週に2回にしてから、治療後にだるくなることはない。

初診から8ヶ月
体全体が楽になってきた。胃腸の調子が悪くなり体調を崩すことも特になく夏がすごせた。


....妊娠から出産まで

初診から11ヵ月後
妊娠。
体重38キロ 身長156で病院でも、母体側が大変やせているので、赤ちゃんの低体重児のことで心配された。

鍼灸治療は妊娠前と同様に、週に二回。

妊娠五ヶ月
胎動を感じるようになってきた。順調

妊娠7ヶ月
鉄剤を病院にて処方されている、全体は順調

妊娠9ヶ月の終わり(35w)
体重48キロ、赤ちゃんも推定で2900グラムはあるといわれる。
医師から、『お母さんがこんなにやせているのに、赤ちゃんが充分大きくて驚きですねえ』といわれる。安定している。順調

暖かく、柔らかいお腹。

妊娠10ヶ月(38w)
子宮口が3割ほど開いているといわれる。
赤ちゃんも充分大きく、いつ陣痛が来てもいい状態になっているとのこと。


....出産

先に破水するも、陣痛がついてからはするすると経過、赤ちゃんが大きい割りに軽いお産。
無事に3300グラムオーバーの男の子を出産。母子共に元気。
産院でも、小柄で痩せているのに、赤ちゃんがしっかり大きく元気なことに驚かれる。
母乳の吸い付きもよい。

...やせた方の妊娠について

BMIが18以下のやせた方は、低体重児を産みやすいという統計的なデータがあり、昨今は、体重をある程度増やすようにと指導もされています。

この症例の方をみてもわかるように、やせた方にとって、体重を増やすというのは、簡単なことではありません。もともとの胃弱や、体力のなさ、太れないという体質があるわけですから、体重に着目しその増減を目安にするよりも、体調を整え、体力をあげることを目標に身体作りをしていただきたいと思います。

そして妊婦さんであるわけですから、腎の陽気をしっかり高め、子宮を中心に温かく気血のめぐりのよい身体ですごせるように体調管理をしてあげることが大事だと思います。

本人がやせていらしても、しっかりと腎気を養い、脾気を健やかにすることで、子宮を中心とする暖かく柔らかいお腹ができあがり、赤ちゃんの健やかな養いとなっていくのです。

病院で赤ちゃんが小さめと言われても、どうしたらいいのかわからない方が多いと思います。

しっかりと暖かさがきちんと子宮に届くような気持ちで下腹を暖めることが大切です。暖かいお腹は、柔らかいおなか。胎動もよく感じられるようになりますし、お母さんも、お腹の張りがとれて、楽に感じることができると思います。


...出産から2週間、患者さんからのメール 1

『退院からあっという間に一週間がたってしまいました。
おかげさまで、元気な赤ちゃんと毎日を過ごしています。
不妊治療から出産まで、本当にお世話になり、
どうもありがとうございました。

おととしの12月、家の近くで何か不妊治療のできるところはないかと
ネットで探していたところ、先生のホームページを見つけたのがきっかけでした。
最初に加藤レディースクリニックを勧められたときは、
正直「体外受精なんて…」と億劫でしたが、
通ううちに不妊や身体のご相談をいろいろさせていただき、
少しずつ体調が整って気持ちが前向きになったことで
「秋に挑戦する」と目標を持つことができました。
夏ごろ排卵誘発剤で突然排卵がなくなるというトラブルがあったので、
加藤に通い始めてからも、楽観的になれませんでしたが、
いきなり初回で結果が出て驚きました。
偶然もあるでしょうが、体調を整えていたところでの胚移植がよかったと思います。

妊娠中もたくさんケアをしてもらったおかげで、
ほとんど体調を崩すことなく、妊婦生活を楽しむことができました。
胎動のとても活発な子で、楽しみだったのですが、
本当に元気な子に恵まれました。
産院では「初産で3300gの赤ちゃんでは、お産が大変だったでしょう」とよく言われたのですが、
陣痛が妙に軽くて楽だったので、何だか他の人に申し訳ないくらいでした。
安産は体質もあるかもしれませんが、
いざ出産というときにやはり身体の状態がよい方がいいのではないかと思いました。

破水が先で、先生には二度も来ていただくことになってしまい、すみませんでした。
でも、赤ちゃんの顔を見ていただけたのは、本当に嬉しかったです。
それにしても、旦那にそっくりな子でびっくりしました。
助産師さんにもすぐ分かってしまい、
「旦那さんも痩せているのに、随分大きくて飲みっぷりがいい赤ちゃんですね」と褒められました。
確かにみんなが大きな胸に小さな赤ちゃんを抱いているのに、
私だけ小さな胸に大きな赤ちゃんを抱いていて、
不思議がられていましたよ。
予定日を超過したものと思っていた人もいたようですが、
39週3日での誕生となりました。

「妊娠中、何キロ増えたんですか」と聞かれて
「10キロちょっとです」と答えると、みんなびっくりしていましたよ。
妊娠判定日に体重が37.9キロしかなくて、自分でも大丈夫かと心配したものですが。産院では「高齢初産だし、痩せているから低体重児が…」などと随分注意されたものです。

それがこういう結果になったのも、
先生のところに週に二度も通わせていただいたおかげだと思います。

赤ちゃんがほしいと思ったときに、自然になかなか授からず、
高齢になって不妊治療から始めるのは、確かに辛いことだと思います。
でも、ケアの仕方次第では、身体を損ねることもなく、
思う以上に元気な子を授かれると証明できたと感じています。
本当にありがとうございました。

先生のますますのご活躍と、
先生のところに通っているみんなに元気な赤ちゃんがやってきますように、お祈りしています。』

...私からのお返事メール


『お忙しい中、メールくださりありがとうございました。

私はちょいと感動してウルウルしちゃいました。

そうかあ、初めてお会いしたのは、おととしになるんですね。
赤ちゃんをご希望ということだったんですが、それよりもご本人の
身体の手入れをしなくては!と強く思ったことを思い出しました。

私の週に二回にしてみては?という提案を素直に受け入れてくださり、
がんばって治療を受けてくださったかいがあったなあと私も
しみじみと嬉しさがこみあげてきます。

赤ちゃんが充分に大きいということは、今後の子育てにとってもとても
大きな手助けになると思います。まあ、抱っこして重いでしょうけど(;^^
楽しんで子育てしてくださいね。

それから、いまは、まだ、気が張っているかと思いますが、産後1、2ヶ月たっ
たころにどっと疲れが出ることがあります。特に夏の出産ですしね。
漢方薬がよく効く場合があります。母乳が出ているときなので、お薬を飲
むのは抵抗があると思いますので、ネットで調べたり、漢法薬局で相談してみてくださいね。母乳にもよい漢方薬がありますよ(^^)

それでは、また。』

...患者さんからのメール 2


『こんにちは。
先日はお忙しいのに早速お返事をくださって、ありがとうございました。

それにつけても、本当に身につまされることがいっぱいでして…。

実は、退院してほんの3日でいきなり蕁麻疹が出て、まだ育児ストレスには早いし、
「11日以来先生のところに行っていないから、もう疲れが出たかな」と
考えてしまいましたよ。

授乳中なので、これには気長に付き合うしかないようですが、
とにかく胃腸が丈夫で、たくさん食べられるので体力的に助かっています!

出産のときは、たまたま同じときに分娩室に入った人がいました。
私は破水で、その人は予定日超過で陣痛促進剤を投与していたのですが、
向こうのほうがとても強い陣痛が早くからきていて、大変そうでした。
でも、後から軽い陣痛が来た私のほうがあっさり出産して、
その方は母子ともに弱ってきたらしくて、帝王切開になってしまいました。
翌日、産まれた赤ちゃんを見つけました。
保育器の中の、とても小さな女の子でした…。
後日、「○○さんって、すごい安産でしたよね。隣で、びっくりしたんですよ」と
そのお母さんに声を掛けられました。
お腹がまだ痛そうで、「本当に大変でしたねぇ」と私は返したものの、
一歩違えば他人事でなかったかもしれません。
もしかすると、私も赤ちゃんが小さくて、
こういうことが起こりえたかもしれないなとつくづく思いました。
不妊治療で悩んでいる方はもちろんですが、
赤ちゃんが小さい方のケアも、ぜひたくさんしてあげてくださいね。
よろしくお願いします。

ちなみに、旦那にそっくりの赤ちゃんですが、
外見だけかと思いきや、ある深夜の授乳の後に、
ふと、並んで旦那と赤ちゃんが寝ている姿を見てびっくり。
暑い日とはいえ、お腹を出していて、両手両足の投げ出し方まで全部一緒!
ただひとつ違うのは、顔がお互いのほうを向いていること。
思わず噴出しそうになりました。
これが家族なんだなあ、家族っていいなあ、とほんわかしました。
赤ちゃんを得るために努力したこともすべて含めて、
わが子はやっぱり素敵な宝物です。
本当にお世話になり、ありがとうございました。

すっかり長文になってしまって、すみません。
そろそろ育児に戻りますね。
それでは。』

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/02/08

2)充実した出産をするコツ

2)充実した出産をするコツ

女性の人生において、出産は生命力が大きく傾き、リセットされるときです。

出産前の生命力が充分に充実していれば、出産も、大きな生命のリズムの中の
出来事として『生理的なこと』の範囲として飲み込まれます。

自然と陣痛がきて、出産し、さっぱりと悪露を出します。
母乳がでることで子供を育み、子宮が収縮していくのです。また排卵を抑制する
ことで大きく気血を虚損した母体が回復する時間もかせいでくれます。


出産は、時が満ち、赤ちゃん(胎児)が充分成熟し、自然と実り落ちるときに、
お母さん側のしっかりとした腎気に支えられて、外界へと繋がる出来事です。


出産前後の出来事をスムーズに運ばせる原動力は腎気の力です。充実した
腎の陰気、陽気にささえられて、出産という大きな生命のうねりをしっかりと乗
り越えることが大切なのです。出産前に充分充実したお体作りをしておくことが
大事です。


そして、充実した状態で出産を迎え、産後は充分に休養し、気血の虚損を回復さ
せることで、出産前の状態に上手に戻ることができます。

出産は、大きな生命力の傾きがあるときですが、ダイナミックに回復できるとき
でもあります。とくに産後の1,2ヶ月は、女性は急速な回復期にあります。
大きな子宮が引き締まり、臍下丹田に力が戻ります。そして下焦(下腹)が引き
締まることによって、上焦(胸)が開かれ、母乳がでるのです。

自然な波に乗ることが、お母さんの回復であり、赤ちゃんの成長につながります。

あらためて、そのからくりの巧妙さに驚くばかりです。大事にすべき時期に
大事にして、自分の回復力を使ってしっかりとした生命力を取り戻しましょう。

気持ちを穏やかに、無理をせずに、赤ちゃんのリズムに寄り添って過ごすことが大切です。
少し疲労が目立つ場合は、産後に漢方薬などの手助けを考えてもいいでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/02/07

1)身体の綺麗になる出産と身体がまいってしまう出産。

出産前後の女性の体ということで、ファイルを二つ作りました。


1)身体の綺麗になる出産と身体がまいってしまう出産。
2)充実した出産をするコツ


 昨日のブログに書きました、大杉さんも43歳の出産と、
少し年齢的に高く、身体の土台の力である腎気が弱ってくる年代での妊娠、出産
でしたね。そのときの状況がよくわかりませんが、いま、割りと年齢が高い方の
出産が増えていると思います。どんな点に注意すれば良いのか、どんな養生法が
あるのかなかなかわからないかと思いますが、参考にしていただければと思いま
す。

1)身体の綺麗になる出産と身体がまいってしまう出産。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
人間の体にとって、便通、発汗、排尿など物質を外に出すということには、
生命力をより充実させる場合と、生命力がそこで大きく損なわれる場合とに
わかれます。これは出産でも同じことです。

便通で考えれば、便がでて、身体がすっきりすることで、生命力がより充実する
ことになります。

逆にきつい下痢などでは、身体がまいり、生命力が損なわれる場合となります。

出産は、女性にとって大きな転機です。

リウマチや喘息、深い虚損病などの方にお話をうかがっていますと、体調不良は、
出産後からというお返事をいただくことがあります。これは出産と同時に母体側
の生命力が大きく虚損され回復されなかったために、体質にかかわる病や、深い
虚損病などを引き起こしてしまったということです。

また、出産後から太ってしまうというのも、中心に向かう生命力をそこなってしまった
ために、引き締まることが出来ずに太ってしまっているということです。

逆に、出産を期に、肌つやがよくなり、体調がすっきりとよくなるばあいもあります。
体の中の、いらない古血と呼ばれる(病ー丙+於)血が落ちて、体がすっきりとし
たのですね。生理が軽くなる場合もおおくあります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/02/06

線維筋痛症、産後の痛み

大杉君江アナウンサーが、43歳で10月に出産後、自殺されたとのニュース。
小さなお子さんがいる上でのこと、本当の辛さはご本人にしかわからないのでしょ
うけど、どうにもならない状態だったんだろうなと胸が痛みました。

さて、痛みが産後から発症ということで少し気になったので、考えてみました。

線維筋痛症は(http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_55.htmより)

症状として、
  筋・骨格痛 多発性の痛み、、 こわばり、 不快感、 軟部組織腫感
筋・骨格以外 疲労感(一日中) 、 朝の疲労感 、 睡眠障害

などを発症するようですね。

 これらをみると、気虚の痛みが中心で、身の置き所のない感じになっているの
ではないかというイメージがわきます。東洋医学の世界で曰うところの、痺証に
かなり近い感じではないかと。

痺証はリウマチと重なってイメージされることが多いです。
実際にそういうケースもありますが、リウマチとは診断がつかないケースもあり
ます。つまりリウマチの西洋医学的な病態がなくても、多発性の痛み、朝のこわ
ばり、疲労感などを伴う状態をみていくという発想が東洋医学にはあるというこ
とです。


出産は、大きく体の力が落ちるときです。とくに、腎気が大きく虚損します。高
齢であれば、全身状態の虚損(気虚)の状態になってしまう場合もあるでしょう。

普通の状態であれば、風邪などの冷え込みが入れば、身体の力を使って、追い出
すことができます。気遣いなどをしすぎて気をたててしまったりしても、一晩寝
れば体も気持ちも元に戻りますよね。

これが、身体が大きく虚損しているときに入り込まれると、冷えも体の中に内陥
してしまい出ていかない状態になりますし、気遣いなどして肝気を張ることで、
身体がまいってしまい、肝気の中折れ、つまり欝状態に近い状態にもなります。


症状としては、全身の痛みだったり(気虚による虚痛の可能性)朝のこわばり
(気虚により、いったん気が内側に収まると、逆に立ち上がることが困難である
可能性)、疲労感(気虚による可能性)、睡眠困難(気虚により、全身の気の収
まりが悪くなっている可能性。)などがあらわれることになります。


治療方針としては、まず、全身の気虚を救うこと、とくに出産後であれば、腎気
を中心とした気血両虚の状態であるので、その虚損の状態を救うことを考えます。
そのうえで、風邪が内陥しているようでしたら、風邪の治療もしていきます。


以前に、私のhpをみたとあるカイロプラクターの方が、私のhpの症例角弓反張の弁証論治
が線維筋痛症ではないかとおっしゃっていました。私には病名的な判断はつきま
せんが、西洋医学的にはなにもすることはない状態での、痙攣様の強い痛みが主
訴でした。ファイルはhttp://big--mama.jp/HANCHOU1.HTMにあります。


リウマチでも、全身があちこちいたいと、どうしても治療目標を定めがたくなり
ます。体の力をあげることというのは、リウマチでも、線維筋痛症でも同じかと
思います。ただ、その体の力のあげかたに、少しコツはあるような気がします。


出産後、赤ちゃんのために頑張ってしまいがちですが、御自身の体も大きな仕事
をなしおえて、とっても傷んでいる場合があるのです。そしてある時期にそれを
放置してしまうと、非常に治りがたい病気となる場合があります。
産後、大事にして下さいね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/11/17

着床・・二つの生命がひとつになるとき

着床・・二つの生命がひとつになるとき

今日、もうすぐ胚盤胞の移植をなさるかたと、着床に関してのお話をしました。

父親の命と、母親の命があわさることで、新しい生命が誕生します。
受精卵は、一つの括りをもった生命です。

でも、受精卵はまだ一人では大きくなることが出来ません。
外界と交流できるまでの大きさになるまでは、お母さんのお腹で成長するのです。

妊娠は、受精卵という新しい一つの括りを持った生命と、お母さんの生命がひと
つになることです。

新たな生命をお母さんの生命が受け入れる。それが着床です。

赤ちゃんの生命と、お母さんの生命。十月十日をひとつの生命として過ごす。こ
れが妊娠なんですね。

ストレスが妊娠によくない、さまたげるとよくいいます。
これは、二つの生命が一つの生命としてとけあうことを、ストレスが邪魔すると
いう意味だと私は思っています。

あまりにも、強く赤ちゃんが欲しいと願う、その心もストレスバリアとなります。

心安らかに、赤ちゃんがふんわりと子宮のベッドに溶け込んでくれるように、
コウノトリの神様にお願いしましょうね。

ゆっくりと呼吸をして、
気持ちのいい音楽を聴いて、
のんびりしてくださいね。

暖かいハーブティーを飲むのもいいのかもしれませんね(^^)

お母さんの生命と、赤ちゃんの生命が、よりそってひとつの生命となれるように、
お母さん側のストレスバリアをちょっと取り去るようにするのが、着床のための
鍼灸治療です。

庭にウサギがいます。
こっちにこい、こっちに来いというと、あっちにいってしまいます(;^^)。
あきらめて、せっせと庭仕事していると、ふと横にいたりします。
こうのとりも、そんなもんかもしれません。
一生懸命お尻を追いかけたりせずに、普通の毎日をすごしてください。
すぐそばに来ているかも知れませんからね(^^)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/11/05

楽しい、嬉しい、2本のメール

楽しい、楽しい2本のメール

今日は朝起きてすぐにロイヤルホストでお勉強。
3時間ほど、みっちりと杉山流三部書(江戸時代の古典ですわん)と取り組み、
ほっとしてラスカ(小田原駅ビル)でお買い物をして、昼前に帰ってきました。

そしてメールチェック。

すると、2本のとーっても嬉しいメールが入っていました。

1本は、今年初めに二人目不妊で治療院にいらっしゃり、無事に妊娠されたかた
からの出産報告。無事に女のお子さんをご出産とのこと。よかったよかった(^^)
これから、楽しい子育てライフを過ごしてくださいね~。


もう一本は、タイトルが

  @@性別判明@@  

あやしいい~、思わずよく来る風俗メールかと思っちゃいました(;^^。

中身をみると、妊娠7ヶ月の方からの性別判明報告メールでした。

おじいちゃんや、大おじいちゃん、パパさんの期待通りの、
そしてご本人の期待には反しての、男子御懐妊!!

やはり『男の子を産んで欲しい!!』という希望を強く持つご家族も
いるわけで、彼女は見事にそれを果たしたわけです。

ただ、昨今、生むご本人の希望は圧倒的に女の子ですね。
この方も、女の子が産みたいとおっしゃっていました(;^^。

まあ嫁の務めを第一子で果たして、あとはじゃんじゃん好きなのを産んでくださ
い(*^0^*)。

ちなみに、私も『女の子が欲しい』派でした。
そして妊娠7ヶ月のときに、「男の子だね」と超音波を見ながらドクターにいわ
れて大ショックを受けました。懐かしい記憶だわ(*^0^*)

いまでは、男の子の子育てが出来たことをすごく喜んでいる自分がいます。
男の子はやっぱり心の恋人。どんなにおばかちゃんでも、そこはかとなく
かわいく、いとおしい(大学生になってもね)。

とにかく、男の子も、女の子もかわいい。
楽しく子育てしておくれ~

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/10/09

基礎体温と医療の手助け


基礎体温をつけていると、二層性にならない、低温期から高温期にだらだらとあ
がる、高温期が短いなどといったことに気がつくことが出来ると思います。

このとき、すぐにホルモン剤などによる、基礎体温表の形ちを整えるための治療
を受けるのはちょっと待ってもいいのではないか、ちょっと待って欲しいなと思
うことがあります。

あくまでも、その方の状況、状態にも倚りますが、
排卵がないようだから、排卵の誘発をして排卵をおこす。
高温期が短いようだから、高温期のホルモンを足して高温期を長くする。

これら治療で一見基礎体温表は整ったように見えます。

でも、薬をやめたとたんに、排卵はおこらず、高温期も短く。そして体調まで悪
くなってしまったということが往々にあります。

不妊治療の周期に入って、タイミングやAIHなどのためならば、短期的には仕
方のないことですが、長期的には、これら症状は薬で解決することではなく、ご
自身の体調を整えて対応する状態だと私は思います。

こういったときに、東洋医学の診立てや手法は力になる場合が多く存ります。
しっかりとした身体の土台の力(腎気)をつけ、暢びやかなる気の状態(肝気)
を整え、胃腸の状態(脾気)をよくしていくなかで、その方の器にあった、調和
の取れた身体にすることで、女性としての生殖リズムの整ったリズミカルな身体
にしていくことができるのです。

ここまで自力で出来る身体にする努力をした上で、医療の力を借りるようにする
と、余計な薬を飲まなくて大丈夫ですし、身体に系る負担も最小限になります。

女性のからだは、リレーをしているなあと私はいつも感じています。
月経がきて体温が下がり、下がった体温の中で卵子が着実に育ち、ポンと大きく飛び跳ねます。
卵子の大きなとびはねにつれて、身体全体が高温期につつまれ、子宮は受精卵を
まつのです。前の人からのバトンを受け取り、次の走者が走り出すように、女性
の身体の中では、つぎつぎと妊娠のためのリレーがおこなわれ、身体が変化して
いきます。

リレーですので、どこかに過度の負担がかかると全体のシステムが不調になって
しまう場合があります。

手助けは最小限に受けるのがコツ。そのためには、身体の生命力はしっかりと充
実させ、その人が本来持つ力を充分に発揮できる状態にしておいてほしいと思う
のです。その上で必要な手助けをうけるようにしていただければなと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/10/07

...女性の年齢のシビアな問題(扉をあける勇気を!)

...女性の年齢のシビアな問題(扉をあける勇気を!)

 
   生理が規則的にきていると、『私はいつでも妊娠できる』と思い込まれている方がいらっしゃいます。そして実際に妊娠に挑戦してみて、『なぜ?』の壁にあたるのです。
   
  生理が規則的にきていても、20代の方の生殖能力と、30代後半の方の生殖能力は顕らかに違うという現実があるのです。
  
 赤ちゃんが欲しいと思われる女性は、うすうすこの年齢問題を感じていらっしゃるでしょう。感じていながら、日々が過ぎていくので、先月の生理も、今月の生理も同じ生理だと思ってしまいがちです。とてもシビアなことなのですが、女性の妊娠を語るときに、年齢の要素は避けて通れない問題です。年齢による作戦の立て方の項目を参考にしていただき、ある程度の期間、様子をみたら、西洋医学的な手助けも、妊娠への致る道に必要であると割り切る必要があるのですよ。
  
 高度生殖医療の土俵に立って始めて『年齢の壁』の前にため息をつく方が多いのです。
 
 もう少し早く、気がついて行動を起こしてほしいと、私は切に願っているのです。
 
 勇気がでなくて、病院に足が向かないのはよくわかります。
 したことをないことをするのは、恐いですよね。
 ご主人の理解を得られないと、前に進めない場合もありますよね。
 高度生殖医療と聞いただけで、なんだか特別な感じがしてしまいますよね。
 
 でも、でも、やっぱり時間が大切なのです。
 
 『初めの一歩』が踏み出せない方は、どうぞ私にご相談ください。
 沢山の人の背中を押してきました。
 
 私は東洋医学的な世界の立場にいますから、大きな意味で「身体を整え生命力をあげること」を目標とした治療をしています。そしてその結果として妊娠に到れば非常に嬉しいです。
 
 そんな私が、『自然に赤ちゃんが授かればいい』と願っている人の背中をぐいっと押し、高度生殖医療のドアをたたかせたことが何度もあるのです。
 
 勇気が出ずに、ぐずぐずしている人がいらしゃいましたら、『悩んでいるだけでは妊娠しないのですよ!』と強くメッセージを送りたいと思います。時間が大切なのです。貴方の一番若い今日の一日を大切にしてください。
 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/09/29

加藤レディースクリニック卒業

加藤レディースクリニック卒業

いま、KLC(加藤レディースクリニック)で会計待ちの患者さんから、
メールが届きました。

無事にKLC卒業しましたとの嬉しいメールです。

不妊専門クリニックは、胎嚢確認、心拍確認2回をもって
卒業となることが多いようです。

彼女は、採卵1回目空砲、2回目流産そしてカウフマン療法

3回目の採卵。
一回目はフレッシュで戻し(玉砕)、残りの卵は、胚盤胞で凍結。
そして今回の凍結胚盤胞戻しで無事に卒業ということになりました。
--
空砲で泣き、流産で泣き、カウフマンでの頻回の呼び出しで泣きの連続で、
ご本人のがんばりに頭が下がる思いでした。

KLCの前には、某病院で自然妊娠を狙っての内視鏡検査もしていますが、
残念ながら自然妊娠せず、どうしようかと迷っていらっしゃるところで
当院受診。KLCの受診をお勧めし、素直に通いだされました。

KLCでは、初診時に院長先生から『妊娠しないのはすべて貴方が悪い、別の奥
さんだったらご主人はとっくにパパ』といわれ大泣き。(ちなみに、これ、ここ
の院長先生はみーんなに言っているので気にしないように(^^;))

泣ちょちょ切れの加藤レディースでの不妊治療でしたが無事に卒業できて
お勧めした私としても嬉しいです。

出産に向けてこれから一緒にがんばりましょうね(*^^)v

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/09/16

腎気(生命力の土台の力)を養う歩き方

赤ちゃんが欲しいという方は、身体の土台である腎気や生命力の中心の位置にあ
る子宮を養うことが大切です。

歩くことをお勧めすることが多いのですが、土台を養う、生命力を養うときには
ちょっとしたコツがあります。いうなれば、ガンバリズムで歩かないで、生命の
ありようを楽しみながら歩いてねってことです(^^)。

以下、hp原稿用に書きました。
ご参考まで。

......歩きましょう

肛門をきゅっと締めて引き上げるように意識し、お臍と結んだ線の中心部分を感じます。
その部分が臍下丹田です。

臍下丹田にあなたの意識が落ち着き、そこにあるように感じながら、ゆっくりと歩きましょう。

鼻から吸った息が、身体の奥まで入り、手足の末端の筋肉にゆっくりと届くように意識します。
早く歩く必要はありません。常に意識の置き所は、身体の下部である臍下丹田に
おきます。がんばるぞー、たくさんあるくぞーという気持ちで歩くと、意識が頭
に上ります。いわゆる『気が立つ』状態になってしまいます。現代人のがんばる
ぞ意識、気の脹りをぐっともったがんばった状態ではなく、気負いのないゆった
りとした気持ちで、酸素が身体の隅々にまわることを意識するように歩いてくだ
さいね。

東洋医学の言葉で説明すると、がんばるぞという意識であるくことは、
肝気をたて気を張った状態になります。身体の充実度が足りない人がこういった
意識で運動すると、気を張ってがんばることが中心と為り、土台の力を養うこと
ができないばかりか、土台の力をも使ってがんばるという本末転倒になってしま
います。

いま必要なことは、土台の力を養うことです。気を立ててがんばることではないのです。

『赤ちゃんが欲しい』という思いで身体を整えようとする方は、なにをしてもがんばりす
ぎてしまうような印象があります。こうのとりというのは、がんばったり、狙え
ば狙うほど匿れてしまうようです。

肩の力を抜いて歩きましょう。
道の端には、名もない花が小さく咲いています。
季節によって変わっているのですよ、気がついていますか。
風のにおいも、毎日違います。
肩の力を抜いて、まわりの自然を見渡してみてください。
沢山の生命がそこここに存ります。
わたしたちも、その一部。
歩く時間の中で、ゆっくりと自然の一部になって溶け込んでみてはいかがですか。
歩く時間を楽しむ、
自然を楽しむ、
生命と存ることを楽しむ。

腎気というのは身体の土台の生命力です。
身体のバリアをとって、ゆったりと楽しむ時間の中から
生まれてきます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/08/29

治療家冥利につきる!

今日は、午前中、ちょっと感動、感涙メールを頂きました。

8月の半ばにご出産なさった方なのですが、私のところに
赤ちゃんが欲しいというお悩みをもっていらした、始めのころのことから
振り返ってのメールでした。

私も、ああそうだな、そうだなと思い出しながら、こうやって、お手伝いさせて
いただけたことにとても嬉しく、そして私のほうこそ、沢山学ばせて、気づかせ
ていただくことばかりで、楽しい時間を過ごさせていただいたなあと思っていま
す。

この方は、出産に対しても、高齢(30代後半)であり、非常に痩せが強く、産院
の方々も心配されていました。しかしながら、本当によいお産、そして大きくしっ
かりとした育てやすい赤ちゃんの誕生となり、嬉しい限りです。

私のしたことなど、ほんの手助けなのですが、その小さな手助けが役に立ってく
ださったようでよかったよかったと思います。

メールの中の一文です

  『赤ちゃんがほしいと思ったときに、自然になかなか授からず、


  高齢になって不妊治療から始めるのは、確かに辛いことだと思います。


  でも、ケアの仕方次第では、身体を損ねることもなく、


  思う以上に元気な子を授かれると証明できたと感じています。


      本当にありがとうございました。』


 そうおもっていただけて、治療家冥利につきる!って感じです。
 こちらこそ、ありがとうございました!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/08/20

.不妊、妊婦、出産、産後 こんなときに鍼灸治療を

hpの原稿用に書いたもの。
だいぶまとまってきました。
wzエディターで書いています。このままコピペして
アウトライン表示でみると、目次が出てきます。
御参考まで
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


.不妊、妊婦、出産、産後 こんなときに鍼灸治療を


いままで、赤ちゃんが欲しいという段階から、妊娠中のこと、出産、産後まで細かくお話してきました。ここで、どんなときに治療の手が欲しいのか、鍼灸治療がお手伝いを力強く出来るときはどんなときなのか、簡単にまとめてみたいと思います。

..自然妊娠がしたい
ーーーーーーーーーー
...さしたる原因がないとき
不妊の器質的な検査によってはさしたる原因がつかめないけれど、妊娠にいたらないとき。
キャッチアップ障害、ピックアップ障害といわれる卵管采の動きが悪いなどという機能的な問題を生じているときには、下腹の力をつけることを中心とした治療が奏功することがあります。

...生理不順、子宮内膜が薄い、高温期が短い
生理不順や、生理がすっきりとおわらない、しっかりとした高温期が続かないなどというときも、鍼灸治療が奏功することが多いです。とくに、生理不順の不妊の方の場合、生理の周期が整うよりも先にあっさりと妊娠なさることが多いです。


..高度生殖医療の応援がしたい
ーーーーーーーーーーーーーー
...よい採卵のために
鍼灸治療でからだの力をフォローすることにより、ホルモン治療などの薬に対する反応がよくなったり、採卵できる卵の数が増えたりするようです。

...ホルモン治療でからだが疲れています
長期にわたるホルモン治療などで、からだ全体が疲れてしまったり、薬の効きが悪くなったりする方がいらっしゃいます。少し病院での治療を休みながら鍼灸治療でからだの手入れをしたり、高度生殖医療を行いながら、身体の底力をつける治療をおこないます。

...受精卵を戻したら

....初期胚の場合
4分割、8分割などの初期胚の場合は、まず採卵によってダメージを受けたからだを立て直すことを中心とした治療をおこない、受精卵の受け入れがしっかり出来るからだ作りをしていきます。

....着床を狙って(胚盤胞の戻し、初期胚での着床の時期)
胚盤胞での戻しや、ちょうど着床時期にあたるときをねらって、お母さんのからだを、充分にリラックスして開かれた状態にします。すんなりと胚盤胞を受け入れ、無事着床できることを狙った鍼灸治療です。

..妊娠から出産、産後
ーーーーーーーーーー
...妊娠したら
初期の妊娠の場合は、ある程度は自然の淘汰の流れにあります。それでも、子宮が暖かく、血流がよい状態であれば、赤ちゃんはしっかりと内膜に根を下ろし、胎盤を作っていくことが出来ます。冷えなどを取り除き、無用な流産などを招かないようにフォローします。

...妊婦さんのために
妊娠中は、薬物などの摂取が出来ません。お母さんがより気持ちよく、健康であることは赤ちゃんの健やかな成長に直結します。ゆるやかな鍼灸治療でのアプローチで日々の健康に貢献します。

...赤ちゃんが小さい
『赤ちゃんが小さめ』『赤ちゃんが小さい』『お腹がはる』などのお悩みを聞く事があります。子宮をしっかりあたため、血流をよくしてあげることで、張りがゆるみ、お腹が柔らかく暖かく感じられるようになります。胎動も多く感じられるようになります。

...流産処置後(自然流産、繋留流産の後に)
流産は、辛いことですね。女性のからだにとっては、すっきりとリセットし、再出発がしっかり出来る身体にしておくべきところです。
ときに、流産がきっかけで、生理の不調や不妊の状態を引き起こす方がいらっしゃいます。流産などのあとは、なるべく早く、身体が元に戻ろうとする力を応援する治療をうけることをお勧めします。

...産後の身体
産後は、大きく気血が虚損したときですが、生理的な自然の中でダイナミックに回復しようとするときでもあります。
この大きく、ダイナミックな流れにしっかりと乗って回復することが女性の健康にとって、非常に重要です。ここで回復の流れに乗れず、その後の長い虚損病へと続くこともあります。産後は赤ちゃんの世話などでお母さんの手入れがしにくいときですが、大事にしていただきたいときです。
--
鍼灸ビッグママ治療室@小田原・神奈川

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/08/16

無事に生まれました!

無事に生まれました!

今日、無事に生まれました!のメールを頂きました。

ご主人からのメールで、無事に3300グラムオーバーの男の子が生まれましたとの
こと。

よかったよかったー。出産予定日まであと5日。いつでてきてもいいんだよーの
状態で、時が満ちて、充分に成熟して生れ落ちてきたという感じです。

不妊の段階からお付き合いさせていただいた方なのですが、
BMIが16を切るという非常にやせたかたで、病院の先生も当初から
赤ちゃんの低体重を心配されていました(妊婦のBMIが18を切ると
低体重児を出産しやすいというデーターがあるそうです)

妊娠前から週に二回、そして妊娠してからも週に二回づつのお手入れで、
心配をよそに、とってもしっかりとした赤ちゃんの誕生となりました。
お手伝いさせていただいた私としてもとっても嬉しいです。

真夏生まれの赤ちゃん!
これからも大きく成長してくださいね(^^)
--

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/08/15

出産予定日3月31日

出産予定日3月31日


『心拍確認できました!出産予定日は3月31日です』というメールを頂きました。

うれしいですねえ。

それまでの不妊歴が長く、精神的に大分苦労なさった方だったので、ほっとした
彼女の気持ちも伝わってきて、私もぐっとこみ上げるような嬉しさがわいてきま
す。

不妊治療ではよく、『タイミング』の話がでてきます。

排卵のころにタイミングをあわせて、セックスや人工授精をおこなうと、妊娠し
やすいということで、排卵検査薬や体温表とにらめっこしている方も多いと思い
ます。

今回妊娠なさった方は、生理周期が長く、タイミングを合わせるなんてとても出
来ない状態でした。それが身体が整い、おちついたところで、生理周期は整わな
いままポンと妊娠です。

確かに、タイミングを合わせることで妊娠にいたることはよくあります。
私も実際に、『排卵検査薬でサージがでたら3連投!!』とハッパをかけさせて
いただいております(;^^。コレで当たりが出ることが多いんです(^^)。
だから、タイミングが大事ということはよく理解できます。

ただ、こうやって、タイミングを合わせようもない方が、それまでの長い不妊歴
を越えて、ふんわり妊娠なさるのをみていると、タイミングは合わせるものだけ
ではなく、『あうものだ』と強く思うのです。

充実したからだ、暢びやかな気持ち、そして楽しいセックス!!があると、女性
のからだは、ぽーんと排卵しちゃうものなのかも知れないななどと密かに思って
います。

基礎体温や検査薬にストレスを感じたら、一度ぽーんと投げ捨て、赤ちゃんのこ
とはひとまず棚上げして、何も考えずに楽しいセックス追求もいいのかもしれま
せんよ(=^_^;=)。

だいたい、妊娠はグリコのおまけ(年がばれるな(;^^)。おまけの箱ばっかり気
にして、『ああ、おまけが入っていない。がっかり』とばっかり思っていると、
本来おいしいはずのグリコの味が分からなくなってしまうような気がします。チョ
コエッグ騒動のときも、『大人買い』という、チョコは楽しまず、おまけばっか
り狙って買う手法が話題になりました。でも、本来は、チョコもおいしいし、グ
リコもおいしい。

楽しいセックスは人生のお楽しみ。おまけのことは、ひとまず置いておいて、グ
リコやチョコを楽しく味わいましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/08/04

二つの生命、胎児と母体

hp用の原稿です。

東洋医学で考える、受精、着床、妊娠、出産をまとめています。

受精、着床などを考えているのですが、その仕組みの面白さにひかれます。


卵子と精子が受精して受精卵と為りひとつの生命になっただけでは、まだ生命と
して未完成で、母と生命を共有することで成長し、充分に成熟して出産により、
新生児として生まれていきます。

着床するとことは、生命のダイナミックな受け入れによって、二つの生命がひと
つに溶け込むのです。10月10日の月日のあいだ、生命が外界と交流をもてるまで
母の命をそのままもらって大きくなる存在。それが胎児なんだなと改めて思いま
した。

不妊治療では、この着床が非常に問題になる場合が多くあります。
母親側の体を心身ともにリラックスさせ、気持ちも、体も開いて、そのときを
むかえられるようにと思います。

それでは、以下。ご参考まで(^^)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

.二つの生命、胎児と母体。
女性の中に生じた一陰と、男性からもたらされた陽気のしずくの交流によって、
一つの生命が誕生します。この生命の交わりは、卵管膨大部でおこり、卵管の中
を旅をし、子宮に着床します。着床することで、小さな生命は母との生命と直接
つながり、ここから妊婦としての母、胎児としての赤ちゃんの生命の交流がはじ
まります。お母さんのひとくくりの生命の中に、赤ちゃんの生命が根を下ろし、
お母さんの血流を通じ、ダイレクトに生命力をはぐくんでいくわけです。お母さ
んと赤ちゃんは、ひとつなのです。

妊娠中の赤ちゃんは、このように、お母さんの子宮内膜にしっかりと根を下ろし、
お母さんの血流を通じ、ダイレクトに生命力を分け与えられる存在です。お母さ
んの状態がいかに大事か、生命力の土台である腎気を充実させ、子宮を養う経絡
である任衝脉を充実した存在であらしめることが、生命を分け与えられている存
在である赤ちゃんにとって、とても大事なことなのです。

妊娠中は、ふたつの生命であっても、赤ちゃんとお母さんは、外界に対しては、
ひとつのひとくくりの生命なのです。

出産は、そのひとくくりの生命であったお母さんと赤ちゃんが、それぞれの生命に
分かれるための、大いなる出来事なのです。赤ちゃんの生命力が満ち、まるで果
実が蒂から落ちるように赤ちゃんの命は、それまで自身の生命のすべてをゆだね
ていたお母さんの内側から外界に出て、自らがひとくくりの生命となって外界と
交流を持つ存在になるわけです。

ここで、お母さんと、赤ちゃんふたつの存在になるわけです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/08/02

やっぱり続く妊娠菌

やっぱり続く妊娠菌

結婚して3年余り。始めから赤ちゃんをとの御希望で時間をすごされ、
途中、排卵誘発をおこなってのタイミングなどを試すものの、
なかなか妊娠にいたらず、鍼もいいかも~ということで、いらっしゃった方。

4月よりの来院で少し遠方でしたので、月に2、3回ぐらいでしたが、無事に妊娠
菌に感染! 体調を鍼で整えて、このあとは高度生殖医療も挑戦だねといっていた
矢先の、思いがけない自然妊娠の出来事でした。

この方は、生理周期が40-60日と長く、今回も、生理がきたら病院にいこうと思
われ、なかなかこないので(;^^、生理をおこしてもらおうと思って病院にいった
ら、尿検査で妊娠反応が出ているといわれ、思わぬ妊娠に大喜びといったところ
です。

妊娠を御希望の方には、少なくても週に1度以上の治療をお勧めしていますが、
遠方の方の場合は、今回のケースのように、タイミングをあわせながら、月に2,
3回というやり方も場合によっては上手くいくときもありますね。前回の治療が
ちょうど、排卵前後にあたり、上手く卵管采がキャッチアップ(ピックアップ)
してくれて、卵子と精子がめでたく出会えたのでしょう。よかったですねえ。


このところ、なんだかんだと、妊娠菌は蔓延中(^^)。来年の春の赤ちゃんたちが
おなかに芽生えています。楽しいですねえ。

そして、いま、この夏の生まれる直前の赤ちゃんたちは、お母さんのお腹からで
て、元気な声をあげたり、あげようとしたりしています。7月下旬に出産なさっ
た方は、3500グラム弱の元気な女の子。そして次の8月中旬が予定日の方は、3
7週で、病院の先生から、『お母さんは細いのに、大きな赤ちゃんだな~』とい
われ、推定で3000グラム弱はあり、いつ生まれてもOKという太鼓判を頂いた方
です。

やっと、夏らしいお天気になりました。
みんな元気に過ごしましょう(^^)

     鍼灸ビッグママ治療室@小田原・神奈川
-

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/25

二人目不妊の鍼灸治療

またまた、二人目不妊で、いい結果を得ることができました。
2ヶ月あまりの受診。10回にもみたないところでの妊娠です。
今回の方は一回目が帝王切開で、その癒着などの問題があり、厳しいのかな~な
どと思っていましたが、あっさりと妊娠反応がでたようです。

本当に、二人目不妊って、鍼灸がきくなあ~と実感です。

hpの原稿用に作りました。
書き上げたのは、数ヶ月前の症例です(この原稿の後に、症例の
原稿が続きます)この方は、二人目不妊でいらして、次の生理をみ
ないままあっさりと妊娠。やったねという感じでした(^^)。


以下、御参考まで(この原稿のあとに、症例の原稿が続きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
二人目不妊は、鍼灸が非常に奏功します。

数年の間悩み、排卵誘発剤を使ってのAIHやタイミングでも、どうしても妊娠
しなかった方が、鍼灸治療をすることで、非常に早く結果が出ることがよくあり
ます。

私のところでも、早い方など、鍼灸をはじめて生理をみないまま妊娠されるかた
などがいらっしゃいます。だいたい、週に1度の治療で6ヶ月以内に結果が出る方
が多く、また一人目不妊よりも格段に、結果が出る割合が高いのが二人目不妊だ
と私は認識しています。

二人目不妊の方には、是非、鍼灸治療をお勧めするところです。

ーー、

西洋医学的にはひとり目の妊娠が無事に成立、出産にいたっているということは、カップル的な
問題がなく、受精障害、着床障害などは、あったとしても軽微なものだと判断で
きます。

こう言う方の不妊の場合、卵管采の動きが悪いキャッチアップ障害(ピックアッ
プ障害)が一番考えられます。

二人目不妊でキャッチアップ障害になってしまうのは、ひとつに腎気の虚衰、ふ
たつめに、気欝により動きが悪くなることではないかと考えられます。気欝は腎
虚によって引き起こされることも多いですし、ストレスにより引き起こされるこ
とも多いと思われます。

キャッチアップ障害(ピックアップ障害)の場合、いくら排卵誘発やタイミング
指導などを受けても、精子と卵子が出会えていないという状態なので、妊娠にいたりません。
二人目不妊の場合は、一度妊娠が成立していますので、病院などにかかると、ど
うしても、誘発などで長めに経過してしまうことが多いようです。

薬剤による誘発は、腎気を虚損させます。だんだん薬がきかなくなったり、生理
の量が減ったりするのはそのためです。そしてこの腎気の虚損が、より妊娠しに
くくなるという悪循環に落ちいりさせてしまうのです。

キャッチアップ障害(ピックアップ障害)は西洋医学的な解決を求めるのならば、
体外受精しかありません。ここで鍼治療の出番だと私は思います。腎気をたてて気欝を払うというの
は、鍼の一番得意とするところです。

二人目不妊で、なかなか結果が出ない人は、是非鍼治療を半年を目安にして挑戦
してみてください。私が診る限りでは、二人目不妊というのは、鍼での自然妊娠
が非常に期待できるものだと思います。あれ?っと言う間に妊娠に致ることがよ
くあります。

出産後の癒着や、そのほかの要因などで、鍼治療をしても妊娠に至らない場合も
あるかと思います。半年ほど様子をみて、状況が改善できないような場合は、思
い切って、高度生殖医療の手を借りる決断をしてみるのもよいかもしれません。
--

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/23

助産院での出産

助産院での出産


昨日、『今弱い陣痛がきています。助産院にいます。まだ時間はかかりそうですが。』
というメールをいただき、今朝、無事に生まれました!とのメール。

この方は、少し長めの赤ちゃんと出会う旅をしたかたです。

高度生殖医療まで挑戦したのに、こうのとりは、彼女の元にやってきてくれませ
んでした。

年齢的な要素、いままでの不妊治療歴からいって、高度生殖医療でも、難しそう
なタイプの方でした。

そんな、赤ちゃん!赤ちゃん!とがんばっている私たちの肩を透かすように、こ
うのとりはあっさりとやってきて、フンワリとお腹におりたち、どんどん日々そ
の存在を、大きなお腹で示していてくれました。

途中で、逆子ちゃんになるも、鍼灸治療であっさりと戻り、無事に自然分娩の日
をむかえたのです。母子ともに元気!大きめの女の赤ちゃん。

助産院は、茅ヶ崎で、運転が苦手な私にはちょっとハードなのですが、
がんばって、お見舞いにいって、二人の顔をみてこようと思います。

こういった、とっても素晴らしい旅のパートナーになれたこと、本当に嬉しく思
います。なんか、うれしいねえ(*^0^*)

助産院での出産を彼女が言い出したとき、私の中には、そういった選択が思い寄
らなくて、『えっ助産院??』と驚きました。

その後、この齋藤助産院のHP(http://www.netlaputa.ne.jp/~umu-umu/index.html)
をみたり、内田樹さんの『身体知-身体が教えてくれること』という本を読んで、
出産そのものの素晴らしさを感じ、ああ、『私にもいまだに、お腹に子供のいた
感覚、おっぱいがでて、胸が脹る感覚がある。もっと出産そのものの感覚が残っ
ていたらもっともっと豊かだったろうに』と思い始めています。

そして、助産院で出産できる彼女のことを、とーーーっても羨ましく、また、そ
のような決心をした彼女をすばらしいなあと思っています(^^)

私は、不妊でお悩みの方のパートナーとなり、その後、妊娠中の体調管理のパー
トナーでもあります。妊娠は、ただ自然のこととは言えない危険な側面もたくさ
んあります。しかしながら、女性の生理的な一つの出来事であるということもい
えるのです。生命を生む体験、臆病すぎず、大胆になりすぎず。その人の人生に
とって、素晴らしい体験となることを祈っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/21

不妊治療ーからだの力を補うこと

からだの力を補うということ。

ある患者さんから、『卵管狭窄に対する六君子湯の効果』という情報について、
どうでしょうか?との御相談を受けました。

この情報には、六君子湯で、卵管狭窄による不妊症が解消した例が示されており
ました。

不妊の治療では、
 身体の力を補うこと
 からだのストレス状態を(気の欝滞)を晴らすこと

の二つの要素が大事です。両者の必要とされる割合は、ひとそれぞれですし、ま
た、どのような手段で補い、調整するかもそれぞれです。


からだの力が充実していれば、ストレス状態(気の欝滞)は、運動や入浴、気晴
らしなどで充分解消していけるものです。しかしながら、欝滞そのものがきつかっ
たり、身体の土台の力が弱く、自力で解消できない場合もあります。
そういったときに、治療の手が必要となるわけです。


欝滞がきつく、身体の力そのものが問題ない場合は、欝滞をとる治療を中心に進
めることができます。

欝滞もきついが、身体の力そのものが足りない場合は、まずからだの力を補い、
その上で、欝滞をとっていきます(ただし、あまりにも土台の力が弱い場合は、
力を補うことを中心として、それなりの土台が出来てから欝滞の問題を考えます)


また、身体の土台の力だけを補っておいて、後は御自身の力で欝滞を晴らせる状
態にしておくという選択肢もあります。

このあたりは、その人それぞれの状況によるわけです。

からだの力を補うということを考えたときに、東洋医学の世界では、
大きくわけで、
  腎気から補う方法
  脾気から補う方法

 にわかれます。腎気というのは、身体の土台の力、際下丹田の力ともいわれま
す。下腹の力ですね。脾気とは、胃腸の力です。日々の食事から栄養を取る力を
しっかりさせることで、身体の力をつけるという考え方です。

 そして、漢方薬は、この補うといことを中心に、いろいろなアレンジをしなが
ら、その人にあった、補い方をみつけていくわけです。

 脾気から補う方法でも、今回の六君子湯もあれば、六君子湯のもととなる、四
君子湯というものもありますし、男性不妊でよく処方されるとされる補中益気湯
などもあります。

 腎気でも同じで、いろいろなアレンジバージョンがあるのです。

ですので、漢方薬で○○が効いた!というときに、大まかな傾向を知ることはと
ても面白いことなのですが、それがそのまま全員にOKということにはならない
ということです。

六君子湯で著効をえた漢方家の先生は、数ある患者さんの中で、六君子湯があう
人に対して処方し、著効を得たのだと思います。不妊で御相談された人みんなに、
六君子湯を処方されるわけではないんだと思うのです。

ただ、脾気を補うことが妊娠に大きな力になるんだというところは、情報として
非常に面白く評価できるところだと思うのです。妊娠を願う人には、どうしても、
似通った処方的に考える場合が多いと思うのですが、あう治療法法をとることと、
一見迂遠にも思う脾気の問題で不妊が解決する場合もあるんだということは、不
妊を不妊から考えるのではなく、その人のどういった力が不足しているのかとい
うところから、考えることが必要だという当たり前だけど、大事なことを教えて
くれているように思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/03

妊娠菌!

妊娠菌!

このところ、治療室では、妊娠菌感染者が続いております。
希望者は、是非、感染してくださいね~~(^^)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/06/27

自然妊娠に必要なこと、月経周期、リセット

生理不順(50-60日周期)と、高プロラクチン血症という方が初診から10診ほ
どで、自然妊娠されました(20代後半の方です)

鍼をはじめたら、生理がちゃんとくるんです~といいながら、あっという間に自
然妊娠。

高プロラクチン血症も、少し薬はお休みしてからだを整えましょうといっている
なかの妊娠で、この数値は高いままだったのか、下がって妊娠になったのかよく
わかりません。


自然妊娠される方をみていると、それまでの不妊歴が長くても、ちょっとしたボ
タンの掛け違えでそうなっているケースが多いんだなあと実感します。

ちょっとした癒着、ちょっとした腎気の落っこち(下腹の力がない)。そんなこ
とで、キャッチアップ(ピックアップ)障害を起こしているケースは、少しの助
力で、すんなり卵子と精子が出会い、妊娠にいたるような気がします。
この間、だいたい、3ヶ月から6ヶ月ぐらい。短いケースだと、治療院にいらし
て生理をみないまま妊娠されたり、長いケースだと、1年後にひょっこりなんて
のもあります。『ちょっとした』の程度の差なんでしょうねえ。

また、生理は生理のためにあるのではないと当たり前なのですが実感します。
生理は女性のからだが妊娠の準備をしていたのに、出会いが無かったというリセッ
トなんですよね。だから妊娠のためには、生理が重要ではなくて、出会いと、受
け入れが大事。

妊娠のためには、たった一個の排卵、そしてそれを捕まえる気持ちのよい卵管采
の動き、そして精子との出会いがあればいいだけなんですよね。
そして受精卵を受け止める、暖かい子宮があればいい。

きちんとした月経周期は、確かに重要なんだけど、妊娠ってもっと不思議なたっ
たひとつの出会いという感じが私にはするのです。

気持ちのいいセックスをして、男女が慈しみあう。そのなかで生命を授かるんだ
なと思うのです。

--

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/06/24

そんなもんだよ、プロセスなんて

『赤ちゃんが欲しい』『不妊なんです』
という方の御相談を受けることが多い日々です。

そのなかで、いろいろな治療歴、年齢などをみて、『体外受精ー胚移植(IVF-ET)
も視野に入れる時期ですよ』ということを、アドバイスすると、ものすごく抵抗
感を持つ方が、案外多くいらっしゃいます。

私自身は、毎日体外受精などの方のフォローをしていますので、もうそれは当た
り前の治療手段になってしまっていて、そういう方の抵抗感が逆に新鮮です(;^^。
確かに、『体外』というと、自費になりますし、なにやらすごいことというイメー
ジもあって、私は不妊で悩んでいるけど、『体外受精』なんて大それたことは私
とは無関係と思っていらっしゃる方も大いのかなと思います。

また、体外受精なんて大丈夫なのかな、ものすごく大変なことではないのかなと
いうイメージも強いのでしょう。生まれたこともがなにか違うことがあるのかし
らんなどとも思う方も多いようですね。

でも、もう体外受精はごくごく当たり前の治療になっています。
体内での受精を、体外でおこない、それを戻すだけですから、普通の妊娠となん
らかわらないのですよ。プロセスの違いだけ。そして、プロセスは違っても、結
果、妊娠ー出産すれば誰もそんなことは気にも留めないのですよ。
当事者のみなさんも、すっかり忘れる方ばかりです。

体外、どうしようとその手前にいる方や、当事者の方はとーーっても大きな問題
のように感じていらっしゃるでしょうし、現実にそうなんだと思います。でも、
結果がでると、プロセスなんてみんな忘れちゃう。もしプロセスの問題で強く悩
んでいる人がいらっしゃいましたら、もっと気楽になってねと思うのです。

以下は、ちょいとまとまった文章を書いている中の抜萃です。
御参考まで。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  私は東洋医学的な世界の立場にいますから、大きな意味で「身体を整えること」を目的と
した治療をしています。そしてその結果として妊娠に到れば非常に素晴らしいこ
とであることも重々招致しています。しかしながら、女性にとって時間は非常に
無情です。そして時間がたつことそれ自体も、妊娠が遠ざかる因子にもなります。
   
   不妊は、不妊であることを除いて考えれば、まったくの健康ということも、よくあります。
身体的な問題がなくても、不妊という状態がおこるのです。ここが不妊を考える
ときに、忘れてはいけないポイントです。つまり、カップルの相性的な問題や、
女性の年齢的な問題でも、より不妊状態は強くなりますが、それ自体は、自然の
流れの中にあると考える場合もあるのです。
   
   このような場合、現代に生きる我々には、西洋医学的な高度生殖医療の手を借りながらの
妊娠というのも許されているのです。少しだけ時間をさかのぼらせてくれるのが、
いまどきの西洋医学的な手法でもあります。その恩恵に有難く受けさせてもらう
のも、よいと思うのですよ。
   
   当たり前のことですが、自然妊娠で授かった赤ちゃんも、体外受精で授かった赤ちゃんも、
同じ可愛い赤ちゃんです。なにもかわりません。そして、体外受精で授かった皆
さんは、そのプロセスの中にいるときは、いまこれをお読みの皆さんと一緒で、
体外受精のことで頭が一杯ですが、妊娠して胎動を感じるころには、皆さんすっ
かり忘れます。そんなものなのですよ、プロセスなんて。だから、あまり拘わら
ず、気にせず、ちょっと手助けをしてもらうかという気持ちで、高度生殖医療の
手を借りてみてくださいね。
   
--

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/06/23

12)31才になっちまった。ヤバイ!(IVF 2回目から6回目)

..12)31才になっちまった。ヤバイ!(IVF2回目から6回目)


「31才になっちまった。ヤバイ」と、再びTK大学病院へ!

年令的に、ここらでがんばればイケる! と思ってた。

体外エキスパート軍団はごっそり東京SA病院へ行ってたので、TK大学病院S先生にかかり、
AIHとIVFの日々再開。

ノーマルなIVFだと全く受精せず。抗体検査を受け、抗リン脂質抗体の値が高
く、血小板の働きが強すぎると判明。

→血が固まりやすいから血流が悪くて妊娠しないのかもと、小児用バファリンやステロイドの
服用も始まる。

TK大学病院では、AIHは計30回近く挑戦したかなあ?


【タイミングや人工授精での妊娠は無理だとわかり、体外受精の治療となったときは、
薬をかけることのデメリットを考えるとAIHなどを続けるメリットは、ないの
ではと思います。体外と体外の間の期間に何もしないのは不安だからという声を
よく聞きますが、「何もしない」というのは身体をやすませていることです。そ
の間によい卵がとれるように身体の手入れをするのが一番だと思います。又、タ
イミングの挑戦のつもりでなかよし気楽に夫婦生活をもつことも良いと思います。
体外になっても、自然妊娠する方はいらっしゃいますヨ。(よねやま) 】


(IVF)ICSI(顕微受精)は6回(毎回移植までいった)。

ICSI時はクロミッドやバファリン、ステロイド、漢方薬、黄体ホルモン剤(膣錠・経口)、
注射もHMG300単位を6本くらい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/05/29

男バラ、女バラ

予定日が8月半ばの患者さん。

ぱっとお腹の状ちをみて、『これはどうみても男バラ』(;^^

つまり、前にぐっとせり出すタイプのおなかなんです。
検診でも『男の子』といわれているので、まあ、余計そう見えるのかもしれませ
んがねえ。

その前月、7月の終わりが予定日の方は、最初はうちは、彼女の顔の雰囲気から
周りの人だれもが(私も)『男だ~』と。それが先月の終わり、逆子を治したあ
たりから、ぐっとお腹の状ちがかわり、私も『これは女の子のお腹の形ちだよね
え』と。まだ、検診などで性別が特定されていないのですが、お腹の状ちからは、
『女の子』ではないかと。

私自身、年子の長男を妊娠中は、後ろから見ると全く妊婦にみえない、『男バラ』
そして、娘のときは、ぼてっとした『女バラ』で、あきらかに中身によって(;^^
お腹の形ちが違いました。

妊婦さんのお腹の状ち、男の子、女の子でかわるんでしょうかねえ。それとも気
のせい(;^^。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/04/24

月経不順の弁証論治、その後の経過

ファイル製作の鬼(=^_^;=)の私。hpに載せてある症例も、その後の経過をいれていかねばと、せっせとファイルを作っています。この症例の方は、赤ちゃんが欲しいということでしたが、ご本人の御希望が、『まずからだを整えて』ということで、週に1回づつ進んでいきました。

HPの月経不順の弁証論治の症例のその後です。

身体が整い、月経も、この方なりに整った結果、自然な形ちで妊娠がやってきま
した。少し時間がかかりましたが、無理のない形ちで本当によかったと思います。

身体が整うという意味は、人によりそれぞれですね。
また、こうのとりは、気まぐれなので、いつ?という答えが、その途上ではなか
なか見えません。

この症例の方は、『のんびりいきます(^^)』ということで、私よりもよっぽど
どーんと構えていらっしゃり、からだ作りをあせることなく、コツコツとするこ
とができました。私自身も、『ああ、こういうプロセスなのよね』と改めて
納得できた次第です。

ファイルは、HP用につくってあるので、この方の弁証論治までは載せてありま
せん、治療経過です。そのうちHPのほうにも、まとめてアップします。
まあ、私のメモメモということで、興味のある方はご覧下さい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

..経過
...初診から8診まで
....初診
 肺兪に施灸、百会、右足三里、右列欠、右太衝などに施術
 
2ー5診
 初診後、体重が1.2キロ減った(水がさばけた?)
 施術 同じ

 身体のフレームが外れた感じがする>患者さん談
 大椎周りの冷えの反応がきえた

5-8診
 右三焦兪ー右脾兪
 百会ー右合谷ー左太衝 足三里

 身体の熱のにおいが減った感じがする
 皮膚が全体に柔らかくなってきた。
 便通がよくついている。
 背部のきつい左右差がなくなってきている。
 大椎周りの冷えの反応がきえてきた

その後週に1度の間隔で鍼灸治療継続


....考察(初診から1年弱の治療経過として)


初診から8診までの治療は、気欝をおこすことの大きな要因ともなっていた、風
寒の邪の陥入を取り去ることにより大きな変化をおこすことができました。この
時点で、からだ全体が楽になってきたと御本人が感じることができました。

その後も、疏肝理気をおこない、肝欝を晴らすことで、この患者さんをおさえつけて
いたものがなくなり、問題が明瞭になってきました。


脾気の問題が皮膚の状態などとリンクしてかなりでており、脾虚の問題を強く感
じさせましたが、肝欝をとってみると、やはりこれは脾気そのものが弱いという
問題ではなく、肝欝により脾気が押さえられていたこと、そして飲食不節(食の
不摂生、間食など)により脾気が弱っていたためと判明。つまり、脾気の問題は、
肝欝を晴らすことと、ご自身の養生とで充分対応可能な問題であるとわかりまし
た。

脾気の問題が整理できると、この方の中心の問題がしっかりみえてきました。
つまり、三焦兪を中心に出ている虚が示すように、腎気の虚損が中心であり、これが直接的に
生殖関係の問題ともリンクしているのではないかと考えられます。また、肝欝、
飲食不節により脾胃の状態が悪くなることは、衝任脉の弱りともなり、これも腎
気の養いをし難くする要因ともなります。

つまり、肝欝が一定のコントロール下に納
められたので、衝任脈を含み腎気を養うというのが、第二段の治療方針となります。

...妊娠に致る
....治療経過
治療を続けることにより、肝欝が早めにとりさらわれるため、脾気の問題が深くならずに対処でき、
全体として湿熱が下りからだがすっきりと変化。皮膚はより全体に柔らかく暢び
やかな感じ。治療の中心を腎気を養うこととし、ご本人の生活上の注意としても、
睡眠をしっかりとることを心がけてもらう。

生理周期は整わないままであるが、鍼灸治療開始から1年ほどで自然妊娠成立(^^)。

....考察
妊娠を目指す方の治療としては、生理が周期的におこってくることを中心に考えていくケースがよくあります(実際、それで妊娠にいたることもよくあります)。

しかしながら、妊娠には、一個の排卵、一個の受精、一個の着床があればいいわけで、その可能性をより高めるために周期的な生理を考えて
いきます。

ただ、周期的な生理がなくても、十分に充実した卵があり、気持ちよく卵管采が捕まえてくれ、タイミングよく出会えれば妊娠にいたることは充分できるのです。

本症例の患者さんは、素体の問題を玉ねぎをむくように一つづつ解決していきました。
肝欝の問題、脾気の問題、鬱熱の問題、衝任脈腎気の問題など、少しづつ解決することで、いままで到らなかった妊娠へと繋がることができたのだと思います。
腎気の器を、月経が周期的におこってくるところまでの回復までにはもっていけ
ませんでしたが、妊娠に致る充分な回復にはなったと思われます。また、生理周
期はある程度は個性の範囲なので、この方にとってはこのレベルで充分なのかも
しれません

こうのとりが来てくれるに充分な準備ができたことで、スムーズな自然妊娠へとつながりました。おめでとうございます(*^0^*)。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/04/23

体外受精挑戦後の自然妊娠

がんがんと、ファイル製作にいそしんでいます。

おとといの旅の記録を全部アップしようと思うのですが、もっと全体の構成を

練りなさい!という指導をいただいたので(;^^、もう少し手をいれなくっちゃということになりました。でも、このところ、書きたいものが山ほどある!状態で、ファイル製作の鬼となっています(いや、なりたいだけなんだけど)。

以下のファイルは、妊娠を希望し、タイミングや人工授精、そして体外受精も凍結ー胚盤胞を戻すというところまで挑戦した後、ぽろっと自然妊娠に到った方の経緯です。

年齢が高く、体外まですすんでいると、もう自然妊娠なんてすっかりと忘れ去ってしまいますが(=^_^;=)、身体の準備ができれば、こうやってこうのとりが来てくれることも存るんだなあと、治療者である私も感心してしまった症例です。

いろんなことがあります>妊娠

.体外受精挑戦後の自然妊娠

38歳 女性 主婦
 身長154センチ、体重60キロ

初診時、主訴不妊
他に治していきたい症状としては、肩こり、偏頭痛(1,2ヶ月に1度)

経過

34歳 4月 某漢方診療所にて、妊娠希望を伝え漢方薬の投薬を受ける
   10月 不妊専門クリニック受診
       タイミング6回 人工授精2回
36歳 2月 ビッグママ治療室受診
37歳 2月 klc受診 採卵するもポリープがあり切除(受精卵凍結)
    6月     凍結受精卵戻し(グレード1)、妊娠にいたらず
       klcにて、2回目、
       KLCにて、3回目の採卵ーハイバンホウ戻し 妊娠に到らず
38歳 12月 自然妊娠成立

ビッグママ初診時の状況(36歳)
生理の周期が30日以上と長めであり、粘った膜や塊が混じる。
5年ほど前から肩こりがきついことや、東洋医学的な体表観察から、
腎虚(病ー丙+於)血と判断し、腎気を補い気血をめぐらすことにより、(病ー丙+於)
血を取り去る治療方針にて施術。週に一度の間隔で施術


妊娠への作戦
ーーーーーー

 治療院初診時の年齢が比較的高く(36歳)、それまでに、基本的な不妊にか
かわる検査が終わり、人工授精、タイミングなどの挑戦も終わっているので、薬
物による排卵誘発を中心とした治療ではあまり結果が望めない状況ではないかと
判断。少し西洋医学的な治療はお休みしたいとのことでしたので、ある程度の期
間をおいて、体外受精などにチャレンジしましょうと話し合いました。


治療経過

1)初診時より1年弱ほどの間

 週に1回の鍼灸治療のみで経過。
 腎気がたち、(病ー丙+於)血もある程度おち、肩こりなどが軽減、全体に
 体調がよくなるも、妊娠にいたらず。加藤レディースクリニックでの体外受精
 などの治療をお勧めする。


2)西洋医学的な治療と東洋医学的な治療のミックスした時期

 週に1度ほどの鍼灸治療をしながら、体外受精に挑戦。
 
 1回目 順調に採卵するも、ポリープが見つかったために切除。
     卵は凍結(グレード1)

     3ヵ月後戻しー妊娠にいたらず

 2回目 6月 順調に採卵 
       2個採卵 グレード1をフレッシュで戻す
                妊娠に到らず
            ハイバンホウまですすむー凍結

     9月 凍結ハイバンホウを戻す
                -妊娠に到らず。

3)思いがけない自然妊娠成立へ!

  12月に、再度加藤レディースクリニックにて体外受精の挑戦を計画。
  生理3日目に受診しようと生理をまつ。

  生理がこない、こない。

  いままでも、加藤レディースクリニックに行こうとすると、緊張して生理が
なかなか来ないことが多く、また今回もそのせいではないかと。

  脈が、生理直前という感じの尺位が洪脉気味。これをすっきりさせようと鍼
灸。

  週に1度の鍼灸を2,3回ほど生理が来るために繰り返すが、生理がこない。
  生理がきたら、加藤レディースクリニックに行くことになっていたが、相談
のため受診。klcにて妊娠判明。


  この時期の鍼灸治療は、生理がきたら病院にいくということで、生理をおこ
すように、しっかりと(病ー丙+於)血が落ちるようにと積極的に鍼をしていました。

 通常、体外受精などの周期などに入ると、妊娠の可能性がかなり高くなります
ので、積極的に(病ー丙+於)血を取る事を治療の中心にはしません。本症例の場合、
『生理がきたら加藤レディースへ』ということだったので、この時期、はからず
も、(病ー丙+於)血を積極的にとる治療をすることになり、それが婦人科的な血の
めぐりをよくし、ラッキーな自然妊娠ということになったのだと思います。


 治療者の立場の私も、また患者さん自身も、体外を3回もしているからという
ことで、自然妊娠ということを全く考えていませんでした。いまふりかえると、
あの脉状で生理がこない状態がつづいていたのですから、妊娠を考えて当たり前
なのにと、反省することしきりです。

 ただ、妊娠を意識しすぎていたら、あそこまで積極的な治療はできませんでし
た。

 不妊には、こうして、あえて、『落とす』という治療が、結果として奏功する
ことがよくあります。(ただ、今回のように、年齢が高く、しかも体外受精の周
期にも入っている方で、このような結果になったのは初めてでした)

 胎を留めるようにするのが妊娠に対する鍼灸なのですが、その直前までは、
『落とす』ことが積極的に必要なケースがあります。

 この症例は私に、『体外していると自然妊娠はない』『年齢的に自然妊娠が難
しい』『ある程度の治療経過があれば、自然妊娠はない』などという思い込みの
排除と、素直にでている状態をみることの大切さ、そして、治療は大胆にすべき
ところは積極的に大胆にするようにということを教えてくれた貴重な症例となり
ました。

患者さんへの提言
ーーーーーーーー

妊娠おめでとうございます(^^)。

骨盤内臓器を中心とする身体の土台の力が弱く、また(病ー丙+於)血とよばれる、
身体の中の古血を貯めやすいタイプの方です。
出産は、その古血を一気に落とし去ることができます。しかし逆に自分の生命力
を落としてしまう可能性もあります。いらないもの(古血)を落とすことができ
るか、生命力を落としてしまうかは、出産時の身体の状態に大きく左右されます。
充分な体力を持って出産に臨めると、いらないものの排泄ができるお産となりま
す。ぜひ、そうなりえるように身体作りをしてくださいね。それは第一義的には
赤ちゃんな健やかな成長のためですし、あなた自身の今後の健康のために大きな
力になると思います。


(病ー丙+於)血を溜め込みやすい身体のタイプではあります。充分な睡眠、運動な
どを取り入れ、排泄がスムーズな身体にしていきましょう。またお教えしたツボ
にセンネン灸などで手入れすることも、小まめにしておくのが大事だと思います。
お母さんの健康は赤ちゃんにとってはなによりのものです、赤ちゃんと、お母さ
ん。ふたりとも健康で気持ちよく生活できるとステキだなと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/03/22

安胎、妊娠初期に出来ること。

妊娠反応がでてから、胎嚢確認、心拍二回確認までは、一番ドキドキするときで
すね。このときに、出血やお腹の痛みがあると、本当に心配。どうにかできない
と思われるのも当然だと思います。

一番大事で、効果的なのは、「寝ること」だと思います。
睡眠です。
つまり、腎気(土台の力)を養うということで、安静入院が効果的なのも
そういった意味合いがあると思います。

お肌のためには、夜の10時から2時の睡眠がゴールデンタイムといいます。
子宮にとっても同じこと。10時から2時のゴールデンタイムを中心として、
ゆっくりと眠ることが、安胎にとっても大事で有効です。

これは、赤ちゃんを願っている毎日を過ごされる方にも、とても効果的ですよ
(^^)

二番目にお勧めするのは、棒灸で、お臍周りをあたためることです。
太いマジック状の棒灸で、お臍をあたため、手のひらでその暖かさを
身体の芯に届かせるように押さえてあげます(^^)。

これで、止まる出血ならば止まります。そして残念ながらこの時期の場合、
赤ちゃんに理由がある自然淘汰の流れの中の出血ですと止めることが出来ません。
出来ることをして、あとは神様にお願いして、ゆっくりやすみましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/03/19

赤ちゃんとめぐり合うまでの旅ー始めに

私が、不妊という事を知ったのは、25歳のころ、今高校生の息子がお腹にいた
ころのできごとです。始めての妊娠中で、私はマタニティースイミングに通って
いました。そこに、私よりはちょっと年上の妊婦さんがいらしていて、

『赤ちゃんが欲しくて、だいぶ東海大に通ったんだ。でも35歳になって、ドク
ターから治療をおしまいにしましょうといわれて、コタツで泣きにないていたの。
そしたら、なぜだかポコッと授かって・・・』

もう今から18年も前のことです。マタニティースイミングでは、私と同世代の
元気な若い妊婦さんが多くて、ちょっとお姉さんの彼女のお話を私は実感なく、
ふーんそうなんだあと思って聞いていました。目の前の彼女も一緒にスイミング
を楽しむ普通の妊婦さん。ただ一緒に楽しく時間をすごし、私は7月に、彼女は
8月に出産し、翌年、彼女も年子のお子さんを出産し、私も少し遅れながら年子
の子供を出産しました。

今思うと、彼女の不妊は、いわゆるストレス性のもので、キャッチアップ障害が
中心だったのでしょう。多分当時の治療としては、排卵の誘発が中心で、人工授
精までの治療。治療することでよりストレスと為り、卵管采の動きが悪くなり、
不妊状態が深くなってしまったのだと思います。

ドクターに治療中止をいわれ、泣いてあきらめたとき、東洋医学で曰う肝気鬱結
が晴れ、からだに欝滞がなくなったため、卵管采が気持ちよく動き、妊娠に致っ
たのだと思います。多分この方には排卵障害などがなかったためでしょう。気が
楽になって體の状態がよくなり、思わぬ年子の妊娠。あのときは私も渦中になっ
たので、「まったく年子とはねえ(^^;)」と話しましたが、彼女にとっては、
それまでの遅れを一気に取り戻した思いなのでしょう。


不妊の治療というのは、ここでもわかるように、ある時期まで、女性側に過排卵
をおこさせなんとか、受精の機会をあげようということが中心でした。それがこ
の10年ぐらいでしょうか。体外受精の登場で圧倒的な進歩をみせました。
35歳で不妊治療終了とされていた時代から、生理がある限り治療可能の時代で
す。また、時代の流れとともに、女性側の妊娠への意識もかわり、妊娠を望む年
齢があがってきたことも、現代の不妊治療の流れを大きく推し進める要因にもなっ
ていると思います。

私は、ここ数年、体外受精を中心とした不妊治療をする方と、深くかかわり、鍼
灸臨床を通じてできるお手伝いを一生懸命させていただいてきました。

この『渡辺ゆかり(仮名)』さんの症例は、14年を通じた赤ちゃんと出会うま
での彼女の旅の記録です。私は後半の3年をお供させていただきました。彼女か
ら、

『風邪などひいとりませんか?我が家は昔ながらの廊下や縁側が広い作りなのでスゴ~
ク寒い。宝物ヒロシ君を風邪ひかさぬよう今年の光熱費はとんでもないことになっ
てます!2か月半で7㎏近くになったヒロシ。夜中のオッパイが1回になりだい
ぶ楽になり、昼間ご機嫌にニタ~としたりア~ウ~したりとだいぶカワイさ倍増
してきました。ただ密室育児でときどき人恋し病にかかりますが(-.-;)一年前の
今頃は採卵が終わり移植に備えてたのよね。まだこの一年が夢を見ているよう…
センセの所に通って体はもとより精神的に楽になりました!HP上などでも直接
でも患者さんに私の事例を使ってどんどん励ましたって下さいな。あ~ウンチの
臭いがしてきた…ではまた(^o^)/』

とのメールをいただき、今回あらたに彼女から、その治療歴などをいただき、こ
うやってひとつの旅の記録をまとめようと思います。

赤ちゃんをと思う方々の希望となればと思います。
不妊からの卒業の形ちはいろいろです。
彼女のような赤ちゃんを抱いての卒業もあれば、
ご夫婦で新たなドアをあける旅立ちとなる場合もあるでしょう。
赤ちゃんを欲しいと思う気持ちは同じです。その気持ちは
社会の中で、みんなの宝物を色々な形ではぐくんで生く力になっていけばと
思います。もう子育てが終わってしまった私も同じです。

生命を嗣ぐ、生命のリレーをする

女性にとって妊娠は、まさに自分の命の中で次の生命をはぐくんでいく行為です
ね。妊娠し出産できる女性は、そういったことに直接的にかかわれる、存在です。

 自分の命もそういったリレーによってはぐくまれてきて、また自分もはぐくん
でいく。


もしかしたら直接的にリレーにかかわることができない運命かもしれません。そ
れは、私たちが決められることではなく、もっと大きな何かがきめているのでしょ
う。どんな運命だとしても、社会に生きる私たちは、生命のリレーの中にいます。
かかわりかたの違いなんだなと思うのです。


嗣ぎ、嗣がれていく生命のリレーの中で、いま私の命があり、存在が許されてい
ることに感謝して。よねやまはつき。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/03/15

不妊卒業生さんからのお手紙

いま、5ヵ月半の赤ちゃんを抱いていらっしゃるある方から
長文のお手紙を頂きました。

その方は、赤ちゃんが欲しいと思われてからの年月は14年。
そして、最後の3年弱を私は一緒にお付き合いさせていただき、
その出産を一緒に喜ばせていただきました。

そして、この方が出産後、ご自身の症例を今後の方の励みに
なるように、HPなどで紹介してもいいですよと、長文の
お手紙にして資料を送ってくださいました。

そのお手紙を読んでいて、私は胸が熱くなりました。
彼女の過ごした赤ちゃんが欲しいという思いとの長い時間。
沢山の治療、沢山の泣。

私自身は不妊の体験がありません。
ですので、やっぱり赤ちゃんが欲しいと強く思われ、
その時間をすごしている方のお気持ちが、本当にわかっては
いないんだなと思いました。

この貴重な資料をどのような形でHPに掲載し、今後の方の
励みにしていけるか。私は宝物のような課題をもらいました。
ありがとうという感謝の気持ちで一杯です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/03/05

不妊の鍼灸ってあるのでしょうか?

不妊という御相談が多いです。

東洋医学の世界で、妊娠しようということを考えると、
『腎気が充分に盛であり、気血が調和し、子宮の養いが充分であること』が求め
られます。

もう少し噛み砕いて曰うと、腎気という生命力の土台と、肝気というストレス的
な偏りがないことが大事です。

西洋医学的な検査をすると、まず器質的な問題が検査されます。
子宮の形状的な問題、卵管の閉塞、精子の状態など、妊娠する条件としての器質
的な部分の問題が強ければ、これは東洋医学的な解決を求めるのは無理があると
ころです。積極的に西洋医学的な治療を受けることが大事ですね。

そして、『検査では、不妊の原因になるようなものはなかったんです』というと
ころからが問題。

とくに、男性因子の場合は、はっきりしていますので(元気な精子がいるかいな
いか、ちゃんとセックスができるかどうかぐらいですね)問題がない場合は、女
性側から考えることになります。


妊娠のための治療では、二つの方面から考えていきます。

ひとつは、腎気をたてること(また、無理にでも腎気をはたいて腎気を起こすこ
と)。ふたつめは、肝欝を払いストレス上状態をとることです。

前者のイメージは、ホルモン剤を使った、排卵誘発などの治療があります。東洋
医学的な解説をするならば、腎気をバンバンと叩いて、頑張って卵を産ませる(;^^というイメージです。排卵
さえスムーズにいけば、精子と出会え、妊娠にいたることもあります。ただし、
これは腎気を無理やりにはたいているので、続けることで、腎気がへたってきま
す。薬がきかなくなってきた、身体がまいってしまったというのは、無理やり腎
気をはたきすぎて、ご本人の腎気(生命の土台の力)を損なった結果です。

後者のイメージは、ストレスなどが強く、体に気の欝滞が強い状態です。スムー
ズに排卵できなかったり、卵管采が気持ちよく動いてくれなかったりします。ゆったりと、
気持ちよく過ごす、身体が暢びやかに発散できるようなセックスをすることが、妊娠に重要なのもこのためで
す。肝欝をとることが大事なんですね。


私のところに鍼灸治療では、この両者を、患者さんのタイプにあわせ、考えてい
きます。腎気を建てることを中心にするひと、肝欝を払うことを中心にする人。
また、それ以外の要素を中心にすることもよくあります。

不妊の患者さんとお話していると、特定の漢方薬を売るほど持っている(;^^とい
う話によく出会います。でも、それっておかしいなあと思うのですよ。

不妊の漢方があるのでも、不妊の鍼灸があるのでもなく、目の前の患者さんをしっ
かりみて、貴女の不妊状態に対しての治療があるのだと私は思います。患者さん
がどういう状態であるのかという把握がなによりも大事なんだと私は考えていま
す。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/03/02

妊娠には、心身ともに気持ちいい充実した仲好しを(^^)

不妊の治療のひとつに、タイミング指導というのがあります。

排卵のタイミングにばっちりあわせて、仲好しすると、見事妊娠!という
考え方です。

私のお勧めしているタイミングの方法は、排卵チェッカーの陽性が出てから
3連投!!。

3連投ですか~ちょっと無理かもという声が良く聞かれます。
まあ、確かにねえ、難しい場合もあるかと思います。ただ、過去にタイミングで
結果がでているのは、このパターンがかなり多いです。がんばってね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それにしても、精子の残存期間などの関係で、ちょっと早めに仲好しすると、その後の排卵にタ
イミングがあうだろう!と思うのですが、実際は逆で、陽性が出てから三日とか、
基礎体温のグラフがあがってからの仲好しで妊娠ゲットになるケースをみること
がよくあります。

これはどうしてかなーと思うと、たぶん、妊娠には『セックスの刺激』そのもの
も、かなり大きな要素になっているのではないかなと思うのです。

不妊の大きな原因のひとつに、ストレス状態(肝気鬱結状態)があります。
気持ちの良いセックスで、気持ちよくなる(まあ、いわゆる、イクですね
(=^_^;=))と、肝気が晴れるのですよね。肝欝解消と。これによって、卵管采も
気持ちよく動き、卵ちゃんをキャッチし、精子と出会うことができるのではない
かと思うのです。また、着床時期もこの肝気鬱結晴らしにセックスするのも、非
常にいいのではないかと思うのです。


セックスを、精子と卵子が出会うことだけに限局して考えると、ちょっと物足り
ません。セックスを、心身のストレス解消という側面で考えると、これが妊娠
に深く繋がっているのがよくわかるのです。

昔、とある女性誌に『セックスで綺麗になる』という特集がよくありました。
これは当然ですね。心身ともに安定し、ストレスが晴れれば、肌もつやつや、卵
ちゃんも元気はつらつ、卵管采もびんびん動くし、子宮内膜もあつあつ、もう妊
娠しちゃうでしょ(=^_^;=)状態だと思います。

人工授精や体外受精の前後に、私はこっそり、『仲好ししてね』とお勧めしてい
ます。で、これが案外よいのですよ。病院にまかせっきりではなく、自分たちの
コミュニケーションの結果が妊娠につながるのではないかと思います。そして、
どうしても足りないお手伝いを、私や、病院の先生がしているのですよね(^^)。
主役はおふたりですねえ(*^0^*)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/02/26

妊娠中の鍼灸治療

いま、6、7、8、9月という予定日の妊婦さんが、私の治療院に通っていらし
ています。

1月、2月と出産が続き、おめでとうの連続でした。
そしてまた初夏から夏に向かって、おなかの成長が続くようです(^^)
妊娠って、波があるようで、とっても面白いなと思っています。

私のところでは、こうやって妊婦さんの鍼灸治療をおこなっていますが、
治療を行わせていただく方々は、原則的に妊娠前からのお付き合いがある方です。

私としては妊娠前のお体をしっているので、妊娠後の状態が、もともとのものな
のか、妊娠によっておこったものなのか、判断することができますし、どういっ
た状態を維持するのが、その方にとってベストなのかもよくわかります。

また、妊婦さんとしては、鍼灸治療で身体がよくなったこと、鍼灸治療で妊娠
に到ったことを実感としてお持ちですので、その後の治療も、すんなりと御希望
なさる方がほとんどです。

妊娠中は、本当にいろいろなことがあります。
あまり妊婦さんを脅かしたくないので、具体的にお話しすることはやめておきま
すが、妊娠は病気ではないというものの、予期せぬことが起こる時期でもありま
す。何もしないという選択肢も考え方によっては、大いに肯定されるのではと私
も思います。

では、妊娠中の鍼灸治療には、何を期待するのでしょうか。

ひとつは、もともとの素体へのアプローチ。
その方の体質を考えたアプローチです。また、特定の疾患がある場合、薬物を摂
取しない鍼灸治療は力を発揮します。妊娠中は、基本的に疾患への強いアプロー
チはしませんが、ケースによっては、積極的にアプローチすることも考えていき
ます。

もうひとつは、赤ちゃんの健やかな成長を願ってのアプローチです。
最近、赤ちゃんが小さいということが話題になっています。妊婦さんの体重制限
をするからでは?という声もありますが、それだけでは答えの出せない部分も
大きいです。

赤ちゃんは、お母さんの生命力に支えられ成長していきます。
現代人は、その生命力(土台の力、腎気)が弱いケースがよくみられます。
この腎気の弱さは、お腹の張り、身体のひえ、そして赤ちゃんの小ささというこ
とに繋がってしまいます。私の治療院での鍼灸治療では、無理のない範囲で、こ
の腎気をたてることを願って、温灸での治療を中心にアプローチしていきます。
『お腹の張りが減った』『赤ちゃんの推定体重が標準においついてきた』などの
お声を聞くことが多いです。無理のない範囲でお手伝いできることはしっかりと
お手伝いしたいな(^^)と思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/02/02

二人目不妊に鍼灸を

二人目不妊という言葉があります。(鍼灸治療症例

一人出来たのに、そのあと不妊。欲しいと思ってもできないと。

不妊の原因には、器質的な問題、排卵の問題、精子の問題、キャッチアップ障害、
受精障害、着床障害などなどいろいろな問題が考えられますが、二人目不妊とい
のは、基本的な問題はクリアされているのに、不妊ということで、謎が謎を呼ぶ
感じですね。

病院などにいったばあい、タイミングや排卵誘発での治療が長めに続くのも二人
目不妊の傾向です。一度妊娠して出産しているということは、受精障害、着床障
害などは考えなくてもいいということなので、排卵してタイミングがあえばなん
とかなるだろう(=^_^;=)という発想なんだと思います。

ここで、なんとかならないのが二人目不妊。

たぶん一番要素として強いのがキャッチアップ障害なんではないかと私は
推測します。

卵管采が何らかの原因で動きが悪くなり、卵をキャッチできずにいるため、精子
と卵子がであっていないわけです。

このキャッチアップ障害は、体外受精の適応になるのですが、一度妊娠している
のに、体外まで・・・という抵抗感はありますし、また前回はキャッチで着てい
るのですから、なんで?という疑問もありますね。

このキャッチアップ障害は、ひとつは出産による体の衰え(腎気の虚損)、もう
ひとつはストレスなどによる動きの悪さ(気欝)などが考えられます。

この気欝には鍼が非常に良く効くのです。二人目不妊の方は、割合とポロポロと
鍼灸で妊娠するなという印象が私には強いのですが、多分そんな原因が主だから
だと思っています。

まあ、腹部でのなんらかの癒着が出産後きつくなっているのが原因のケースもあ
るでしょうけど、ある程度タイミングや誘発をしてみて結果がでなかったら、半
年ぐらいを目処に、気楽に鍼灸に挑戦してみてもいいのではないかと私は思って
います。あんまり妊娠、妊娠と気張らずに、少し体調を整えようという感じで、
鍼をうけてみてくださいね(*^0^*)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/01/29

美人の赤ちゃん

今日は、また病院に赤ちゃんの顔をみにいってきました。

今月は御出産が3人目です。とっても喜ばしい限りです(*^0^*)。
出産を終えた女性というのは、疲れているんだけど、ゆったりとした安定感が
でてきて、『ああ、おかあさんになったんだね』という感じですね。

今日の赤ちゃんは、女の子。お母さんも美人、お父さんもハンサムさんで(病院
でお会いして、おお~と思いました)赤ちゃんもすました美人さんでした。美形
は遺伝するのねなどと、新生児室のガラス越しに思わずつぶやいてしまいました。


兄ちゃんは、昨日、東京の三鷹まで受験にいってきました。
疲れたーとのこと。
夜になっても帰ってこないので、試験に失敗してどっかにいっちゃったかと
心配して電話すると塾にいました。

『なんでそんなとこにいるの?』ときくと、

『まだまだ受験は続くんだよ、当たり前ジャン』といわれちゃいました。

おかあさんは、おうちで、兄ちゃんを首長キリンのように待っているのに~。

ま、いっか。

今日はお天神様で、合格祈願の絵馬を代筆して来ました(*^0^*)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/01/14

高度生殖医療を挑戦した後の自然妊娠、妊娠菌はいるのかな

妊娠菌はいるのかなあなんておもっちゃうほど、このところ、自然妊娠や、体外受精などでの妊娠など、嬉しい報告が続いています。妊娠菌っているんでしょうかねえ(((((((;^^)。

鍼灸治療で自然妊娠が狙いやすいと私が実感しているのは、

 1、妊娠経験がある
    二人目不妊や、流産などのあと妊娠しないんですなどという方
 2、年齢が若い 
    20代から30代前半ぐらいまで

 ということを、いままで感じていました。


 逆に言うと、年齢が高く、妊娠経験が一度もない。その上で、それなりの人工
授精、タイミングなどの治療は受けている方の場合は、鍼灸で自然妊娠を狙うに
しても、時間を漫然とすごすことは御本人のメリットにならないので、ある程度
の見切りをつけたら、高度生殖医療への挑戦をお勧めするというのが、私の態度
でした。(これは今でも基本的に正しいと思っていますが)


 今回、30代後半で、2年ほど前に私の治療院にいらしたときには、すでにタ
イミングや人工授精などはおえ、それでも妊娠しないからというのが私のところ
への受診理由でした。

 私は、そういった治療(人工授精やタイミング)はやめて、からだを鍼灸で整
えながら、体外受精などの挑戦をお勧めしました。鍼である程度体調を整えた後、
数回、高度生殖医療を挑戦されましたが、残念ながら結果が出ませんでした。
(よい受精卵はできたのですが、着床してくれないということでした)

 『次の生理がきたら、もう一回挑戦しマース(*^0^*)』
     と御本人が明るく仰るので、
 『早く生理がくるといいね』
   と私もからだを整えるべく鍼治療をさせていただいていました。

 
 それがこない、こない。
 生理が来ないと挑戦できないんです~という矢先。検査薬をつかったら反応が・・・・。

 いつも生理が不順で、なかなかこない。特に体外受精を受けるぞとなると、緊張して
いつもどんどん生理が遅れちゃう彼女。今回もてっきりそんな具合かと二人で思っ
ていました。

 それが、生理が来ないのは妊娠。ポロッと自然妊娠! 
 二人で思わず『ありえなーーい(;^^』

 初診から、ずーっと週に1度の鍼灸治療をされていました。鍼で直接的に妊娠
を狙うという段階は越えていたとの判断で、妊娠を一喜一憂することはなく(と
いうよりも、私も患者さんも自然妊娠などということはすっかり忘れ去っていま
した((((((^_^;))体調を整えることを中心に治療をすすめていました。でも、
本当に忘れたころにやってくるんですねえ。こうのとりは、その人の人生にポト
ンとアカンボちゃんを置いて行って下さいました。

 それにしても、妊娠って不思議、鍼治療って面白いですねえ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/12/24

不妊、低体重、鍼灸治療でできること、一番やらなければいけないこと

ブログを読んでくださった、赤ちゃんが欲しい!卒業生の方から、また
私の症例もどうぞとの暖かいお声をいただいちゃいました。本当にありがとうご
ざいます。

私は、いま不妊や婦人科など、最先端医療との組み合わせで鍼灸の施術させてい
ただくケースが非常に多いのですが、始めからそうだったわけではありません。

体外受精自体、ほんの数年前までは、これほどメジャーではなく、例外的な治療
だったと思います。私が出産した18年前では、不妊治療は35歳までということになっていました。
このあたりが、体外をしないで不妊治療をする限界なのでしょう。


体外におつきあいをはじめたころは、移植前、移植後など薬の影響を受けどんど
んお体は変化するし、移植後という状態をどう扱うか戸惑いもありました。それ
が沢山のみなさんの体外などにお付き合いさせていただくうちに、どんなタイミ
ングで、どんなことをすればいいのかということについて私なりの現在考えうる
ベストな方法をみつけることに致っています。今後も、学びや研鑽、そして皆さ
んのお体をそれぞれじっくり拝見することを通して、より協力的な治療をしてい
けるようにがんばっていきたいと思います。


赤ちゃんが欲しい卒業生の方からのメールの中に、赤ちゃんの低体重について、
『なんとかならなかったのかな…』という文字がありました。この方とのお付き
合いは、いろいろな事情があって、妊娠中はフォローできませんでした。実はこ
の低体重については、やはり私は『なんとかなる』のではないかと思っています。


妊婦の方には、そう無理な鍼灸の治療はできません。ただ、妊婦の方の治療を積
み重ねる中で、ちょっと気合をいれて、赤ちゃんがもうちょっと大きくなります
ように!と治療するようにしています。いい結果が出ることも多いので、この分
野も積極的にフォローしていければと思います。


また、今年はポロポロ(;^^自然妊娠というのも結構ありました。赤ちゃんになか
なかめぐり合えなくて、そろそろ体外か・・・などというときに、鍼をうけてみ
るのは、とってもいいことなのかと思います。体外までの治療を受けていて赤ちゃ
んに恵まれない場合、『キャッチアップ障害』であることが多いですね。これは、
卵子もちゃんとあり、精子も問題がないけど、出会えていないという状態です。

これの解決策は西洋医学的には体外ということになるのですが、鍼治療でからだ
の状態をよくすると、ピョイと卵管采が卵を捕まえ、精子と出会い妊娠にいたる
ことがあります。ですので、体外の前にある一定期間鍼灸治療を受けてみるとい
うのは、非常にいいのではないかと思っています。

ただし、このある一定期間は、年齢によって(またその方の状況によって)かわ
ります。35歳を越えているケースだと長くても半年ぐらいまでとおもっていた
だきたいと考えています。それを超えたら、ただ漫然と自然妊娠を狙うのではな
く、状況を踏まえ作戦を立てていくことが大事です。


私は鍼灸師という東洋医学の範疇に立ち位置をおいています。
ですので、やっぱりなるべく自然にということを思います。
しかしながら、妊娠についての今の状況は、もっと積極的に卵子と精子を出会わ
せ妊娠に向かう方法もあります。こういう方法もあるということを踏まえ、女性
のからだ年齢や状況を考え、時間を無駄にすることなく(これがとっても大切!)、
あなたにとってベストな道を選んで欲しいと思うのです。

この一年も、だいぶ『体外なんて・・・』という方のお尻を蹴っ飛ばしました
(=^_^;=)。

『ぐずぐず言わないで行って来なさい~~』ということも何度もありました。鍼
灸院にきてなんで最先端の不妊専門病院にいけーーといわれるのか(;^^と思った
方も多いでしょう。でも、その方が妊娠にいたるために一番しなければいけない
ことは何か、そしてできればやった方がいいことはなにか、いまの段階でできる
ことは何かなどを冷静に考えてもらって選択してもらいたいのです。そしてどん
な病院や治療者でも、まずここをじっくり考えることが必要だと思います。

私はその方にとって、一番やらなければいけないことが、専門病院へ行くことだっ
たら、鍼灸はやらなくてもいいから行きなさい!ということもあります。そりゃー
私は鍼灸院をやっているのだから、こんなアドバイスなんかする必要もないと思
います。でもさーーやっぱり言っちゃうのよ(;^^。きっと来年もそれは続くでしょ
う~。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/12/16

涙の出ちゃうメールーー長い不妊治療とのお付き合い

なんだか、頂いたメールを読んで涙が出てきちゃいました。

『ーーセンセの所に通って体はもとより精神的に楽になりました!HP上などで
も直接でも患者さんに私の事例を使ってどんどん励ましたって下さいな。ーー』

泣く直前の赤ちゃんのかわいい写真が添えられたそのメールは、本当に、長い長
い不妊治療の果て、赤ちゃんとめぐり合えた方からでした。

ちょうど一年前の今頃が採卵、そして年があけて今年の始めごろが移植。その前
の秋ごろに、数十回目の挑戦にやぶれ、もうやめよう、他の人生をなどと話して
いて、突然もう一回!と仰り挑戦し、幸運にめぐり合えたのでした。


この方とのお付き合いは3年以上になります。御本人の悩み、苦しみには及びも
つきませんが、私もたくさん、たくさん、悩み苦しんだ時間が思い出されます。
KLCから、『でた!でた!妊娠!』と思わず電話してくださり、叫んでいらっ
しゃったのが昨日のようです。

私は、このHPで不妊のことをあれこれ書いていますが、高度生殖医療がらみに
なったケースは基本的に症例として書いていません。いろいろな理由があるので
すが、今回はこの方から、ご自身の事例をつかって、HP上でも直接でもどんど
ん患者さんを励ましてあげてくださいという有難いお申し出を頂きました。
(そんなことを言ってもらえるなんて、本当に有難くて涙が出ちゃうよ~)
そのうち、ある程度関係のないことなどは差し替えながら、症例として仕上げて
みたいと思います。

年の瀬に、すごく大きな励ましのプレゼントを頂いたような気持ちです。

来年もがんばるぞおお(*^^)v。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/12/12

妊婦さんの体重と、低体重児。 鍼灸治療の目標のお話

私の妊婦時代(もう18年も前になりますが(;^^)のときも、
妊婦の体重制限というのは強く言われていました。

10キロまでとか、6キロで充分などと。

妊婦さんの体重はわかりやすいので、目標になりがちですし、また確かに、
過去の日本では、妊娠したら『二人分食べろ』などということもあったんだと
思います。

でも、これは時代が違いますよね(;^^。日本が食料不足で、なかなか食生活が思
い同理にいかないときには、二人分食べろという言い方も有効だったのだと思い
ますが、いまでは、「太る」ことを気にしない方は、普段でもいらっしゃりませ
ん。

そのうえ、病院の先生に、太るな、太るなといわれれば、「健康な」妊婦である
よりも、体重を中心に合格点がもらえる妊婦さんを目指してしまうことは簡単に
想像がつきます。


ダイエットや体重制限というのは、どうしても、体を冷やしたり、生理不順など
婦人科のトラブルをおこす原因になります。東洋医学の世界で曰う腎気が落ちて
しまうのですね。腎気は赤ちゃんを養うときにはとっても大事です。妊婦さんが、
腎気を落としてまで体重のコントロールを考えるのは、まったくもってナンセン
スではと思うのです。

こう言う話をすると、「小さく産んで大きく育てろというじゃないですか!」と
いわれちゃうのですが、これはもう程度問題。小さくが2500グラム以下の未
熟児ではまったくもって本末転倒です。


腎気を養い、下焦(臍下丹田部分です)を中心に充実した暖かい身体を作ること
これが、私の妊婦さん鍼灸治療の中心目標です。腎気は中心に向かう力。この力をしっ
かりつけて、気を使った食生活をしていれば、むやみに太ることもないでしょう
し、体重だけを中心に考える必要もないと思います。


そんなことを日ごろ考えていましたら、新聞で面白い記事をみつけました。

平成17年11月5日 朝日新聞
『妊娠したら、出産までにやせ気味の方は9-12キロ、普通の方なら7-12
キロ太りましょう、などとする妊婦の体重増加の目標を・・』

つまり、いままでは、10キロ以下などと下限は明示されていなかったのですが、
9キロ以上、7キロ以上などとある程度の体重増加を目標とするように設定され
たのですね。

この記事によると、体重が2500グラム未満で生まれる低体重児は93年には
6・8%、そして10年後の03年には9・1%に増えているとされています。
私はこの数年、生まれた赤ちゃんのお顔をみに新生児室にいって、「ううううーー
ん小さい!」と唸ることが多かったのですが、この数字をみて納得です。やはり
『小さく生まれる赤ちゃん』が確実に増えているのですね。

低体重児のリスクについては、私は専門家ではありませんので、詳しくかきませ
んが、いろいろと考えられます。頑張ってもそうなってしまうこともあり、一概
にお母さんの問題とすることはできませんが、少しでも大きく元気な赤ちゃんを
願うことは、妊婦さんであれば当たり前のことだと思います。太っちゃダメ、体
重を増やさない、そんなことばかりに惑わされないように、しっかりと身体作り
をして、楽しい妊娠時代にして欲しいなと思います。


あーーー!! 
私も、もう一度妊婦さんをしたい(*^0^*)!!
あのお腹につまる充実感を味わいたいなあ。

一昨日、妊娠8ヶ月の妊婦さんの治療をしました。
治療の終わりに、もう一度お腹に手を触れて、赤ちゃんに挨拶をしました。
すると、『あっ鼻歌♪をうたっている~(*^0^*)』という感じが手のひらからぱ
あっと伝わってきました。

なんか、赤ちゃんが楽しそうに、うふうふしているような感じが伝わってきたの
です。有難い瞬間でした。生命に感謝、です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/11/04

『沢口さんちの不妊治療な日々』と言う本を読んで。不妊治療を応援する鍼灸師の立場から

私は、毎日、体外受精だ、人工授精だ、採卵だ~と仰る方々と、お付き合いさせ
ていただいています。

多くの方が、そういった治療にトライして、話題になっているので、、そういっ
た不妊治療が『当たり前のこと』としてとらえてしまっている自分がいて、ちょっ
といけないななどとも思っています。

私は当事者ではありません。

あくまでも、サポートする立場。願いは同じでも、立場がちがえばやはり
気持ちの奥深くまでは理解し得ないのかななどと思ったりします。
ちょっぴり切ないですね。

『沢口さんちの不妊治療な日々』と言う本を、私のところにいらしていて、不妊
治療をこうのとりとの出会いで卒業なさった方から頂きました。

この本をよんで、当事者としての皆さんの切なさを、なんだかだいぶ近くで感じ
ることができました。

私には、それは無駄じゃないかなあと思うことも、当事者にしてみれば、切実な
思いでなさっているんですよね。どんなふうにお声をかければいいのかな(?_?)
という思いとともに考え込んでしまいました。

少し、本を読んで、不妊治療としての感想を書いておきたいと思います。
--
この本は、平成12年の出版。40歳で彼女は不妊治療と縁を切って
います(海外転勤の為)。32歳の御結婚からお子さんをと望んでいますから、
スタートは平成4年ごろ。いまから10年ほど前の話なのかなと思います。

不妊治療は日進月歩なので、いまとだいぶ事情は違うだろうなとは思います。

32歳から35歳の間に、自然妊娠を2回されています。
これで、決定的なキャッチアップ障害や、受精障害はないんだなとわかります。
早期流産なので、お子さんの要素が強いのかな、また不育の要素が強いのかなと
いう感じがします。

35歳のときに、病院にいかれています。
ここから、タイミングや人工授精に入っています。免疫療法もされています。
ここで、結局38歳までかなり長期に、人工授精をなさることになってしまって
いますが、ここがちょっと疑問です。

35歳という年齢で、それまで自然妊娠が2回ということで、どうしても、人工
授精の回数が増えがちなのはわかるのですが、3年間でタイミングなどもしっか
りあわせてあるカップルが、人工授精をそのあと長期でするのは、どうなんだろ
うかと思いました。これは数回チャレンジしたら見切らなければいけない部分で
はなかったのかと思うのです。

この方は、免疫療法などのあいだも、人工授精を続けていますよね。誘発方法が
わからないので、難しいところなんですが、人工授精を中心に結局38歳まで進
んでしまったのは、ちょっともったいないような気がしました。

35歳からの時点で、人工授精は半年ぐらいチャレンジして、そのあとは体外受
精に的を絞ったほうが良かったのではと思いました。


そして、このときに大事なのは、『余計なことをしない』ことではと。人工授精
などで薬剤をかけ続けることなどをせずに、身体作りをしっかりして、体外の周
期に望むほうが、いい卵がとれるのではないかと思いました。体外の周期以外で
は(体外の周期でもいいのですが)普通にタイミングを薬などの手をかけずに挑
戦するで充分だと思います。

そのうえで、この方は、どうも不育の要素がある感じがするので、専門の検査、
治療を受けることを平行にしてはと思います。(それがこの方の場合は、免疫療
法だったとは思うのですが)


38歳から始めた体外受精が、卵の不良などで受精が出来ないなどが続いている
のをみると、それまでの人工授精などの治療による無理の影響もあるのではない
かなあなどと思ってしまいました(もともと、ちゃんと自然妊娠していた方なの
で)。また、少し間をあければ4個採卵ということもあったようですから、身体
作りの大切さもわかります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
体外受精も、日進月歩なので、この方の35歳の時には、あまり選択肢にならな
かったのかもしれません。また、このマンガのなかでもあるように、体外受精で
の『ダメ』も結構でます。

また、マンガには出てきませんが、いま、凍結がもっと治療に入り込んで、これ
を上手に使うことが、不妊治療の辛さの軽減にも役立つのかなとも思いますし、
可能性を広げることにも役立っているのではと思います。


マンガの中に、3割の成功率ということがでています。
これって、たぶん、体外受精初トライの人が10人いら3人妊娠ということなの
かなと私は思っています。意外と結果がでないのが体外受精。でも、結果がでる
こともあるのが体外受精。なんともいえないのですが。


なにもしないときが不安というのは、非常によくわかります。
でも、そのなにも薬などをしないときが大事です。そのときに、ゆっくりと身体
作りをして、いい卵ちゃんが取れるように努力をすることが一番なのだと思いま
す。


それにしても、病院の都合などでだいぶ翻弄されている感じがしました。振り回
されてしまって本当に大変。この時期を二人で気持ちをあわせて乗り越えた沢口
さん御夫妻はきっと仲好しラブラブで、いまアメリカでより楽しい生活を送って
いらっしゃるだろうな(*^0^*)と思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/11/02

高度生殖医療を受けていらっしゃる方からの相談

メールでのご相談にお答えしてー高度生殖医療を受けていらっしゃる方からの相談
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

体外受精などの高度生殖医療を受けている方から、薬をたくさんかけること、
仕事と治療の兼ね合いでお困りのことなどのメイルをいただきました。

体外受精って、正直言って、私には、沢山の患者さんがお受けになっているので、
あまりにも当たり前になってしまって、感覚が麻痺してしまうようなことがあります。
でも、それを受ける方にとっては身体に大きな負担をし、いやな思いをし、仕事な
どの調整に気持をやきもきさせ、そして結果に心底落胆させられるという、いやな
ことの連続になってしまうものですね。

妊娠という結果に向かって、突き進むため、多少の犠牲は構わないという
部分は、どうしてもあるのでしょう。身体にも、経済的にも、精神的にも
無理を重ね、子供が欲しいという一身でがんばっていられるのに、結果が
出ない。生理になってしまうときのお気持は、私にはとても想像ができるもので
はありません。

どうやって受け止めればいいのか、考え、戸惑うばかりです。

それでは、私からの返信メールです。
ご参考になる方がいらっしゃれば、さいわいです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 おはようございます。

 メール拝見しました。

 高度生殖医療をお受けになっている方は、みなさん、迷われますよね。
 そして、たくさんのネット上の情報をみて、また迷う(^^;)。
 迷う上に、自分のいまの治療法について、『本当にこれでいいんだろうか?』と
 悩むと。

 迷い、悩みの日々だろうこと、よくわかります。

 そして、この不妊に関しては、結局『妊娠してしまうことが』唯一の解決なので
 それにむかって、迷いながらも突き進んでいってしまうのでしょう。

 体外受精1回目ということですよね。
 私は、皆さんの体験を拝見していて、だいたい3回。多くて5回ぐらいが
 目処だと思います。このあたりで、結果が出る方ならば出ます。
 ですので、此のぐらいの回数までは、あまり薬の刺激のことなど悩まずに、
 いまお係りの病院の先生のことをしっかり信じて、気持をリラックスして
 沢山の情報に惑わされずに、挑戦してみてください。

 3回を過ぎたところが考えどころだと思います。
 それをもし過ぎてしまっても妊娠できず、もう少し頑張って見たいということでしたら、
 身体全般のことを考えて、作戦を立てていく必要があると思います。
 そして、いまはその段階のことを悩む必要はないですよ。いまは、いまのことだけ
 考えて、あまり先々のことまで考えるのはやめましょう(*^0^*)。
 そうしないと、悩みの種というのは、いくらでもでてきて、気持が落ち込みます。
 そんなことをしても、なーーんもいいことはありませんからね。

 鍼灸は、身体を整えたりするのに、とっても有力です。
 お近くの先生を探して見てください。迷いを聞いてもらうだけでも、きっと
 気持が安定すると思いますよ。

 よい出会いがあるといいですね。
 悩んでもしょーがないわと思ったら、楽しいことをして、まぎらわしちゃいましょうね(*^0^*)。
--

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/24

情報との付き合い方

情報との向き合い方

不妊治療をなさっている方と、病院選びを含めて、いろいろなご相談話になることが
あります。

体外受精をふくむ、高度生殖医療については、ネットでの情報交換がさかんです。
体験者の話など非常に参考になり、病院選びのひとつの指標ともなります。

体験者同士の情報交換もとても盛んですよね。病院の話題にとどまらず、
健康食品や、漢方、運動や、グッズなど、少しでも妊娠に近づけるのならばという
熱意からか、活発な情報が飛び交います。

患者さんとお話していると、それら情報に、振り回されすぎているのではないかと
思うことがあります。

とくに、成功した人の話は説得力があり、つい私も・・・と気持が動くようです。
そのお気持とってもよくわかります。成功した人も善意で「これがよかった~」と
教えてくれていますから、その情報には感情の高ぶりもありよりいっそう心が動くと
思います。

しかしながら、情報は、どうしても成功した情報に偏りがちです。成功した理由は、
ご本人が思っているようなことではないかもしれない可能性も高いです。妊娠自体、どうして妊娠するのか、しないのか、
分からない部分が多いですからね。公平な情報がでているわけでもないし、あなた自身に役立つ情報とも
限らないのです。

いろいろな情報をみて、ひとつの方針をきめたら、今度は、他の情報のシャワーからは少し
身を引くことをお勧めします。特に、結果が出ず、身体の調子を整える途中の場合、あまりにも
情報に振り回されてイライラしたり、場当たり的なことをするのは、かえって損な場合が
あります。

情報に対して、アンテナをピッと張るのは大事なことです。そして行動してみることも(^^)
逆に振り回されずに、自分をしっかりと持つことも大事だろうと私は思います。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/21

不妊の鍼灸治療に対する私の思い

よく、不妊の鍼や、着床の鍼ってあるんですかと聞かれます。

 私は、目の前にいらした患者さんの主訴が、不妊ということであっても、
 単に、不妊症を治すとは思って治療はしていません。

 不妊症の鍼があるのではなく、その人のお体を調整する治療があり、鍼があるのです。
 その結果として、不妊ということに対するアプローチになることはよくあります。
 でも、目の前のその人を診ず、ただ、不妊だからこのパターンだという
 治療は、私には考えられません。


 その方が、気持ちよく生きていくためにはどうしたらいいのか?ということを
 主訴を中心に考えていくことが常です。
 その結果として、生理を中心とした婦人科的状態の好転をみることが
 ありますし、赤ちゃんに恵まれることもあります。


 こうのとりのご機嫌は、なかなか微妙で、横を向いてしまうことも
 多いですよね。

 鍼治療にいらしていただいた方には、コウノトリのご機嫌は別としても、
 少しでも健康になっていただきたいし、気持ちよく生活していただきたいと
 思うのです。不妊でお悩みの方は、何をみても赤ちゃんが恵まれるためには
 どうしたらいいかという発想を持ちがちだと思います。

 それがいけないとはいいません(^^;)でも、鍼治療って、それだけを
 目標にするような狭いものではないのですよ。少し顔をあげて、ふうっと
 息をしてみてください。気持ちのいい風が入り込んできます。
 心にも、身体にも。

 鍼灸治療を受けることは、心と身体のリラックスです。
 赤ちゃんを望む人に鍼灸がいいというのは、こういう作用なのかなって
 私は思っています(*^0^*)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/07

自然妊娠ゲット~

自然妊娠ゲット~!!

2週間ほど前、体外受精を挑戦しようとしている患者さんが

『先生、妊娠菌がばら撒かれ始めたら、私も病院にいこうと思うので、教えてく
ださいね~』

と、仰っていました。

今日、いらした患者さん。
二人目不妊の30代後半の方。初診が今年の7月で、だいたい週に一回の治療で、3
ヶ月ほど経過したところで、自然妊娠成立!。

誘発も何もしていない状態での妊娠成立で、御本人も私も思わずVサイン(*^^)v。
思わず、

 『妊娠菌、いっぱいばら撒いていってくださいね!!!』

と、お願いしちゃいました。

ひとり目の出産が、少し小さめ赤ちゃんだったので
今回は3000グラム以上を目指して頑張りましょう(^^)と話し合っています。
元気に妊婦ライフを過ごしていただければと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/02

出産、生まれたての赤ちゃんとの対面

出産したぞお~のメールを受け取り、いま産婦人科へ赤ちゃん見物(*^0^*)にいっ
てきました。

3000グラムオーバーのしっかりとした男の子。
目鼻立ちがきりりとして、なかなかのハンサムボーイでした。

いままで、しっかりとした女性というイメージだった彼女。
妊婦になりたい~から楽しいマタニティライフをすごし、
ママちゃんに。

そうぞうでは、しっかりとしたママちゃんになったかなと思っていたのですが、
やはり新米ママ(;^^。

首をぐらっとさせて赤ちゃんを抱いている姿をみて、最近すっかりババちゃまモー
ドの私としては、『首を支えてしっかり抱きなさい~』などと指導をしてきちゃ
いました(((((((;^^)。

そうかあ、しっかりものにみえても、新米のママなんだなあ。
ちょっとオロオロしているところが、かわいく感じてしまいました(^^)

これから、パパさまと3人、がんばって楽しく、明るい家庭を作って行って下さ
いねえ。

新しい生命というのは、本当にすごい。
そこに存在するだけで、圧倒的なパワーがあり、カップル二人の位置関係をかえ、
あたらしい世界を作っていく中心的な存在になっていました。

帰宅すると他の方から、『胚移植、完了しました~』のメール。
赤ちゃんパワーが伝染して、みんなに幸せがきますように(^^)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/27

不妊卒業!

もう、出産予定日まで秒読みだ!と言う、少し下がり始めた大きな
おなかを抱えた患者さんが、沢山の本をくださいました。

『呼吸を変えたら 妊娠できた!』
『沢口さんちの不妊治療な日々』
『不妊は漢方で治る』
『不妊治療はつらくない』
『さよなら不妊症』

有名な、クリニックなどの本がぞくぞく(;^^。


「そうか~卒業なんだねえ」と感慨深く受け取らせていただきました。

不妊の迷路に入っているときには、沢山の情報の海の中で
どれがいいの?
どうしたら妊娠するの?

と、悩み、迷い、戸惑うことばかりだと思います。

私の治療室に初診でいらっしゃる方で、妊娠御希望の方は、大なり、小なりの迷
いや悩みを抱えていらっしゃいます。その迷いの道を、少しでもすっきりとした
一本道にすることも、治療のひとつであり、大事なことだと私は思います。

そして、この道だと決めても、結果がでないとやはり、悩みますよね。
これでいいんだろうか?他に手段は?

不妊というのは、妊娠という解決まで悩み続けるものなのかもしれません。

今日、沢山の本を下さった方は、2年にわたり、一緒に悩み続けた日々をおくっ
たかたでした。この方が、こういう形ちでの卒業を迎えられたこと、本当に
嬉しく思います。

そして、この方にとっては、もう不妊の日々なんて、意識から消えてしまい、赤
ちゃんとの日々になっていくんだろうなとも思います。
不妊なんてそんなもの。赤ちゃんを手にしたときから、もうなかったも
同然なのです。

みんな、みんなに、こんな卒業のときが来ますように!
こころから、お祈りしています。

がんばろーーーーー!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/12

早産気味ですー経過ー鍼灸治療症例

経過

始めに、風邪の治療をしたおかげで、全身の冷えた感じが明瞭にとれました。

また、25週をすぎ、赤ちゃんが大きくなるにつれて、母体側の脾胃の経穴の弱
りが著明となってきました(つまり、赤ちゃんは、ぐんぐんとお母さん側の栄養
を吸い取って(;^^、大きくなり、お母さん側は衰弱していってしまっているとい
うことです)。とくに、力を入れてちりょうしていきました。

なんとか、35週までもたせようと、上記の治療方針道理、がんばって治療の手
をいれ、36週にすべりこみました(^^)。

無事に予定日まで到着し、『もう産みたい!』という御本人希望で、鍼をし、翌
日無事に、3100グラムの元気な赤ちゃんを御出産なさいました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
妊娠中は、治療の手をいれることが難しい時期です。
とくに、鍼灸治療の場合、妊婦さんにはやってはいけないことがあれこれありま
す。このあたり、御本人の状態をみながら、無理せず、やらなければいけないこ
との的をしぼって、しっかりと鍼灸治療していきたいところです。

とくに、妊娠中の状態をよくするということは

 1、母体側のメリット
    妊娠ー出産は女性にとって非常に大きな身体の転機となるときです。
    出産後に、リウマチ、喘息、身体の弱りなどで悩まれる方は大勢います。
    事情が許すならば、この時期の治療は、あとあとのためにも、積極的に
    おこない、なるべく身体をよい状態にしていきたいところです。

 2、赤ちゃんがわのメリット
    張り気味の子宮、冷たい身体では、体重の増えない赤ちゃんになってし
    まいます。

    少し勘違いしている方がいると思うのですが、小さく産んで大きく育て
    るというのは、しっかりとした陽気をもった健やかな母体で充実しては
    ぐくまれた状態をさしているのであって、貧血気味で冷たい子宮で小さ
    くならざる終えなかった状態を指しているのでは決してないということ
    です。
    充実した、健康な赤ちゃんであることは御本人にとって一番のメリット
    であり、とってもステキな赤ちゃんへのプレゼントだと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/08/29

不妊と頭痛で悩んでいますー鍼灸治療症例

 2年にわたり、排卵誘発剤を使っても妊娠しなかったのに、鍼灸治療で身体を
整え自然妊娠で赤ちゃんを授かった症例、不妊頭痛の弁証論治です(^^)。


患者さんの訴え
 31歳の女性です
 赤ちゃんが欲しくて、排卵誘発剤を使ったタイミング、人工授精などをもう2
年余りくり返しています。そろそろステップアップをしなければいけないのかと
思います。また、体調が悪く、冷えがきつく、側頭部の頭痛も非常につらいです。


私からのお返事

 2年余りも薬を使った不妊治療を続けても結果がでなかったということは、排
卵などの問題が不妊の原因ではないと考えられますね。同じ治療を漫然と受け続
けても、身体の反応は悪くなるし、状態もよくなくなってきます。

 ひどい頭痛などもお持ちのようですし、ストレスがとても強いお体に思えます。
まず体調を整え、頭痛を解消し、身体をしっかりさせていきましょう。その上で、
まだ、赤ちゃんとご縁がないようでしたら、体外受精なども視野に入れて考えて
いきましょうね。


治療経過
  
 頭痛がよくなったかな、だんだん体調が整ってきたかなと思い始めたとたんに、
16診ほどで、あっさりと妊娠(^^)。いままでの長きに渡る投薬治療はいったい
なんだったんだろうか(;^^と笑いました。

 よほど、ストレスが身体に影響をあたえ、キャッチアップ障害(卵管采が卵を
ちゃんとキャッチできずに、精子と卵子がであえていなかった)をおこしていた
のかと思われます。


 鍼灸治療は、このストレスなどにより、卵管采の動きが悪くなっておこるキャッ
チアップ障害には、非常に強い治療効果をみせてくれることがあります。ステッ
プアップを考え、体外受精しかないのか?と思われたときに、とりあえず、鍼灸
をして、キャッチアップ障害の解消をはかり、身体を整えてみるのは、よい選択
肢だと思います。

 また、そのうえで、希望の結果が出ず、場合に高度生殖医療などの治療を考え
る場合においても、3ヶ月から半年あまりの、一切のホルモン剤を使わずに身体
を鍼灸で整えていくと、体外受精などのための投薬が非常に少量ですみ、また薬
剤に対する反応がよく卵がよい状態で数も多めにとれるようです。

 しっかり休んで、次に備えるという発想も必要ですね(^^)

詳しい東洋医学的分析はこちら

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/08/28

赤ちゃんが欲しい、不妊が主訴でいらっしゃる方との初診の時間。

はじめて、私の鍼灸治療室にいらっしゃる方の半数以上が、赤ちゃんが欲しい、
不妊治療をしたいと鍼灸にいらっしゃる方です。

『鍼が不妊にいいってきいたので』
『鍼灸をするといい卵が採れるようになるとききました』
『子宮内膜をあつくするのに、鍼灸治療がよいということを聞いて』

などなど、不妊状態の解消、赤ちゃんが早く授かるようにとの思いで
一杯になっていらっしゃる方がほとんどです。


 さて、ちょっと待ってくださいね(^^)

 鍼灸治療を早く受けて、刺激を入れて欲しい~というウルウルした瞳を制して、
さて、これまでの不妊治療の道筋をお伺いします。

 すると、たーーーーーーくさんのお話がでてきます。

 そして、その中で、迷い、戸惑い、これでいいのか?と思い、でもやめること
もできないしと悩んでいる姿が出現します。

 そう、鍼灸治療よりも、まず、問題の整理のほうが先なんです。そして何をす
ればいいのかを明確にしてから、鍼灸で出来ること、狙えることを話し合ってい
きます。

 西洋医学的にはどのようにすすむべきか、
 東洋医学的、身体作りはどのようにすすめるべきか、
 いま、かかっている治療などはどうするのか、
 普段の生活はどのような点をきをつけるべきか、

みなさん、とくに、病院関係、西洋医学的な治療方針関係で迷っていらっしゃい
ますね。不妊治療では、ダメな治療法を継続することは、無駄なばかりか、身体
をいため状態がわるくなるもとです。やめるときはスパッと切り替えなければな
らないことも多い感じがします。

これができないんですよね(;^^、どうしても。
不安になっちゃうんですよね。
ですので、不安に対してなにが問題なのかあきらかにして、どのような選択をす
るのがベストなのか、一緒に問題を整理することをしていきます。

みなさん、ほかの問題ならば、すっきりと整理することができるのに、
こと不妊、赤ちゃん関係だと、どうも判断がつきかねて、ずるずるという状態に
なりがちなような気がします。決断するって難しいんですよね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/07

「妊娠してました」朝のメールの楽しい出来事

朝のメールをチェックすると

「今確認しました。妊娠してる!びっくりです」

という、メールが飛び込んできました。

うふふ!自然妊娠ゲット。前々回の治療のときが非常にタイミングがよく
「いけるかもよ~」などといい、前回の治療の時には、あれ?もしかして妊娠し
てるんじゃない?調べてみたらなどと会話していたのでした。

妊娠報告って、何度聞いても嬉しい。
新しい命の喜び。
わくわくする感じですね。

いま、治療院はやわらちゃんと同級生という話がよくでます。
今回の彼女はたぶん、ぎりぎり3月の末ぐらいで、やわらちゃんの同級生かなと
いう感じですねえ。
うふふ。みんな元気に産んでおくれ!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)