2008/09/02

「不妊!大作戦」(たにぐち書店)が出版されました。

「不妊!大作戦」(たにぐち書店)が出版されました。

「不妊!大作戦」(たにぐち書店)
http://t-shoten.com/BASE/20/20.HTM
まだ、でたばっかりです。


私の小さな治療室での日々のやり取りの中から、もっと知って欲しい、
ひとりでも多くの人にアドバイスしたいという思いをいだくようになり、
アドバイスや、いろいろなご縁で出版することができました。

不妊、赤ちゃんが欲しいと考える方々に、
いま、不妊治療中だけど、どうしたらいいのかと迷っている方がに、
自分はなにをしたらいいのかわからないと困っている方へ、

  ぜひ読んでいただければ、少しでも気持ちの整理、考え方の
  整理になるのではないかと思います。
  
赤ちゃんと、一日でも早くめぐりあえますように!!

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2006/09/13

17)37才 KLC(加藤レディスクリニック)へ

...17)37才 KLC(加藤レディスクリニック)へ。


....KLC採卵一回目(IVF13回目KLC)


フーナーテストで精子少ないといわれる。このときに、卵が見えるので、明日採卵しようといわれ様子をみるも、夕方排卵してしまい、終了

(注:KLCでは、フーナーテスト時によい卵が見えると、そのまま採卵し、体外受精を行うことがあります。過去にこの方法で、KLC受診をしたその周期で採卵、受精、妊娠とすすみ、ご出産にいった方がいらっしゃいます。このときは、成功報酬ということで、心拍確認後に体外受精の費用を払い込むというシステムになっていました>よねやま談)


その後、KLC1回目採卵(通算13回目)

ノーマルIVFすすめられたが、やっぱり受精せず翌日ICSI(おっかけ顕微)へ。

1コしか受精せず戻すがダメ。


いままでの体外受精での経験から、ノーマルなIVFでは受精しないことがわかっていました。だから、ノーマルはイヤ~、って始めから言ったのに~!KLCでは受け入れられず、とりあえずノーマルなIVFでの挑戦となった。

やっぱりダメジャン、受精しないジャン、 金返せ~!と思った。

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2006/08/28

16)渡辺ゆかりさんの、お身体について(よねやま談)

....16)渡辺ゆかりさんの、お身体について(よねやま談)


渡辺ゆかりさんを私が始めて拝見したのは、36歳のとき。数々の不妊治療を受けられ、ちょっとお休みなさるというときにいらっしゃいました。

どちらかというと、素体が充実したお体でした。
なんらかの身体の弱りがあるというよりも、しっかりしたお身体だなあという印象を持ちました。

そのなかで、口内炎をおこしやすかったり、喉の詰った感じがあったり、お臍から肋骨の間の腹部が硬くなり夜中に痛みで目が覚めたりと、身体の上部に気の欝滞や熱がこもりやすく、東洋医学的には、肝気鬱結という、身体にストレス状態があるかたでした。(ストレス状態と表現していますが、精神的なものだけをさしているのではなく、身体の気の偏在のありようとして表現しています。

つまり渡辺ゆかりさんは、気が上逆しやすく、それによって、症状的には口内炎をおこしたり、喉のつまりをおこしたりということがありということです。そのため、気の偏在をとり、全身的な気のありようのバランスをとることが、彼女の治療目標になるということです)


腎気(土台の生命力)の問題はさほどないようでしたが、生理の量が少し減ってきたということで、長年にわたる、不妊治療などの薬の影響なのか、少し腎気も損傷しているのかな?(でも、肝気の上逆に比べ、問題の程度は小さい)という印象でした。

鍼灸治療では、基本的に、身体上部の気の欝滞をとり(肝気鬱結を晴らす、疏肝理気)全体のバランスをよくしていくことを心がけていきました。

鍼灸ビッグママ治療室@小田原・神奈川


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2006/08/23

15)36才 ビッグママ KLC (IVF13回目から17回目)

15)36才 ビッグママ KLC (IVF13回目から17回目)


... ビッグママ治療室へ


病院通いのお休み中、ビッグママ治療室へ通いはじめる。


....ビッグママへ行った理由


なんでビッグママに行ったのかというと、それまで行ってた子供授けの鍼灸と、近くの整体院の
先生たちとなんとな~く人間的に合わなかったから。子供授けの鍼灸は、毎日治
療の話や成功例の話。通いにくかったのもあって精神的に疲れた。

整体の先生はキツイ人で、「このままじゃ歩けなくなる」の類のことばかり言われウンザリした。

で、ネットでたまたまビッグママ治療室がひっかかった。通いやすいのと、犬猫
うさぎワールドにひかれた。

センセが私の気持ちを察して日によっては治療の話を全くせずに犬猫うさぎのほの
ぼの話に終始してくれたのがありがたかった。

センセにKLC(加藤レディースクリニック)をすすめられたけど、なかなか行
かなかったのはKLCはDrその他メンバー全てが厳しくて事務的と聞いていた
し、最高峰と言われるKLCでできなかったら立ち直れないかも…と変にかまえ
てたから。でも行くことにしたのはセンセにボチボチすすめられて、「ここなら
ダメでもあきらめつくかな…」と思ったから。

行ってみると、別に耐えられないほど厳しい面々でもなかった。
(院長はキツかったけど、副院長は思ったよりやさしかった。


鍼灸ビッグママ治療室@小田原・神奈川

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2006/07/07

14)やすんでみるか

..14)36才 休んでみるか・・・・


東京SA病院で6回目(通算12回目)ICSI-ETRで再び右卵管妊娠→自然流産

帰りの電車の中でボーッと泣いてた

東京SA病院では6回の体外受精挑戦。うち3回は腹腔鏡を使って卵管に戻すETR。
1回50~60万円かかった。

AIHは5~6回。

薬、注射類はTK大学病院よりも多かった。
だんだん卵がとれなくなってきてしまい、とれても質が悪くなってきた。


東京SA病院では、次から次へと色んな薬すすめられ、こわくなってきた。

最後のラパロ→子宮外妊娠後は、「自然周期と胚盤胞→凍結」を希望したのに受け入れられず、 いやになってきてしまった。

休んでみるか・・・・


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2006/06/26

13)34才転院 卵管に戻す体外(IVF7回目から12回目)

..13)34才転院 卵管に戻す体外(IVF7回目から12回目)


S先生から東京SA病院の方が卵管に戻す体外やってるから卵管が無事な私には合ってるかもと言われ東京SA病院へ。

ETR(ZIFT)

 東京SA病院の1回目ICSI(通算7回目)
 採卵前に数個排卵してたため、予定変更

採卵翌日の分割前の受精卵を子宮へ戻し、そのうちの1コが右卵管に着床してしまい、そのまま自然流産。


《ETRの予定だった。なのに、先に3コ排卵しちゃってて。それがもったいないから、今回は通常の翌々日子宮戻しにしようと言われ、「それじゃ、前の大学病院と同じじゃん! やだ~!」って訴えたらこのパターンになった。》

その後、ICSI-ETR、ICSI-子宮戻し、AIH 繰り返す。

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2006/06/19

11)通院や~めた

..11)通院や~めた


「体外授精やってもダメだったから、もう無理なのかな? とりあえず若いし、もう治療やんなっちゃった! 自然に任せてみるか。」と、1年7ヶ月通院や~めた。


グループの友達の中でも結婚が早い方だったのに、自分だけが不妊だった。みんなに「大変だネ。でも旅行とか行けていいじゃん。」と言われるのが見下されているようにまで感じてた。ひがみ根性に満ちてた時期が30才前後。

確かに、仕事も趣味も充実してた。夫婦仲はムチャクチャいいし、幸せではあった。
でも、何か足りない、欠けてる、それは子どもだ! 
という思いが捨てられなかった。

よく、治療を休むとポコッとできるとか、旅行でのんびりすると~とか言うけど、そんなことなかった。治療は休んで、旅行に行ったりしながら、心の片隅で期待している自分がいた。

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2006/06/07

9)28才~29才 AIH〔人工授精〕腹腔鏡検査

..9)28才~29才 AIH〔人工授精〕腹腔鏡検査。


28才 TK大学病院へ。

この病院を選んだのは、当時、I助教授は腹腔鏡のゴッドハンドと呼ばれ、K先生とH先生の
3人で超有名だったから(→3人とも東京のSA病院へ!)


検査:
 またまた再度の卵管検査。→問題なし
  フーナー検査。→精子少ない。

 AIH〔人工授精〕をしながら4ヶ月後、腹腔鏡検査。
  →大きな問題なし。
  小さな筋腫→レーザーで焼いた。
  少量の逆流した生理血→抜いた。


腹腔鏡の検査は、「腹腔内がきれいになり、子宮や卵巣の環境が良くなったので、
半年以内に6~7割の人が妊娠しますよ」と病院から言われた。

そして再びAIHの日々…。


この頃が一番辛かったような…。
みんな出産ブームで。
オムツのCM見るのもいやだった。
友達の出産祝いは一度も行かなかった。

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2006/06/05

6-8)24-27歳、タイミングなどを中心に

..6)24才 結婚。肝っ玉母さんになりたかった。


結婚。半年くらい避妊後、子作りへ。

早く、たくさん子供が欲しかった!
肝っ玉母さんになりたかった。

..7)25才 タイミング治療 人工授精 クロミッド〔排卵誘発剤〕


Y産婦人科へ。

私だけ卵管の検査。
「問題なし」なので半年くらいタイミング法。

半年後、フーナー検査。
「運動精子が少ない」ので人工授精5~6回。 

精子の問題があるということならば、私だけの検査で「問題なし」として、治療が進んだのは、まったくの無駄。最初に検査しろよ!

この人工授精は、精子を洗浄も、濃縮もせず、今考えればおそろしいやり方!

※クロミッド〔排卵誘発剤〕飲んでいました。

..8)26才~27才 タイミング治療 クロミッド HCG


H産婦人科へ。

近所の人からの噂話で、この病院に通ったら長い不妊生活から脱出できた人がいたと聞き、みんなに薦められて、通院。


クロミッドとHCG注射〔ヒト絨毛性ゴナドトロピン、排卵を促す〕でタイミング治療を中心に進める。


検査:
 再度の卵管検査。
       →問題なし

フーナー検査〔性交後検査、射精された精子が子宮内を上昇していくかどうか調べる〕→精子少ないかもしれないが、はっきりわからない。


今思えば、性格的に追いつめられないタイプだったら、こんなところに通ってないでとっとと不妊専門病院に行くべきだナ。

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2006/06/04

5-3)旅の概要の解説

...5-3)旅の概要の解説


渡辺ゆかりさんは、タイミング人工授精による挑戦を、24歳から29歳までおこなっています。これは、年齢的に若かかったこと、その当時は、まだ体外受精などの方法が一般的ではなかったことなどによるためであるのだと思います。

ここで、精子にも問題があることがわかり人工授精なども積極的に取り入れています。また、骨盤内臓器の状態をよくすることで自然妊娠に致ることが多いとされる腹腔鏡による処置も受けられています。腹腔鏡による処置は賛否両論ありますが、よい結果がでることもあるようなので、このあたりは、やってみなければわからないというところなのだと思います。

29歳のときに、1回目の体外受精挑戦。病院にいきだしてから5年目の挑戦であり、ここは大きなステップアップでもあります。この挑戦の結果がでなかったことで、治療はお休み段階に入っています。

31歳からの挑戦は、それまでの過排卵を起こさせる挑戦によっては結果がでないということから、体外受精による挑戦が中心になっていきます。

体外受精と一口にいいますが、卵を採取し、受精させ、戻すにあたって、さまざまな考え方があり、方法論があり、卵の成長を促すための考え方、薬の使い方、具体的な受精卵の戻し方など試行錯誤、混沌とした状態であるというのが、数々の方々の挑戦をみてきた、私の実感です。病院によって、ドクターによって考え方が違い、やりかたが違う世界なんですね。妊娠という結果が出ればそれでOK、よい方法だという感じで、やってみなければわからない世界なんです。

渡辺ゆかりさんの旅でも、前半の大学病院や、東京SA病院では、IVF〔体外受精〕にさまざまな工夫をこらし、ステロイド、ホルモン剤の投与、胚盤胞までの培養と挑戦しています。またこのときに、受精、着床の障害となる抗体検査なども受けています。


また、体外受精の戻し方でも、卵管に戻したほうがよいという考え方の卵管に戻す体外受精(ETR,ZIFT:体外受精卵卵管内移植)などにも挑戦しています。このときには、かなり薬物の投与もうけていて、処方するドクターも工夫をこらし、受けるほうの患者さんも最大限にがんばったというところなのかなと思います。

残念ながら、結果が出ずというところでした。


最後の挑戦となった、加藤レディースクリニック(KLC)の体外受精の考え方は、あまり過排卵を起こさず、数個の採卵、受精、戻し、凍結胚盤胞戻しになってからは、これがゆかりさんにとって、唯一最善なので、繰り返すという治療方針となっています。ここでは、以前とは違い、ホルモン値を血液検査で調べ、不要ならば足さないという方針が貫かれています。

妊娠に到らないときに、次なる挑戦を考えると、『何が足りなかったのか?何が悪かったのか?』という観点で考えると、どんどん足し算治療になります。

私が、加藤レディースクリニックでの挑戦する方々をみていて、『いらないときは足さない』治療なんだと、しみじみ思うことがあります。今回の渡辺ゆかりさんのケースでも、結果は出なかったけど、この方法が今考えられる唯一最善だから繰り返すという加藤側の結論にすごいと思ってしまいました。


これは患者さんにしてみれば、過酷ではあると思います。結果が出ないときに、その方法が悪かったから結果が出なかったのだと思うのは当たり前のことで、結果が出なかった方法と同じことを繰り返すのが、精神的に辛いのはよくわかります。

それを、『いらないときは足さない』で基本的に押し通し、繰り返すことを最善とする。

当事者ではない私から見ると、これは患者さん本人の負担が少なく(薬剤を多くかけると、からだに負担になり、卵がとれにくくなる、身体の状態が悪くなるなど悪循環がおこってきます)、また挑戦できる回数が増えるというメリットがあります(でも、経済的にはきついですが)。結果が出ないのは、『なにかが足りないからだ』という発想からの脱却が妊娠を考えるときには必要なのだと思います。


渡辺ゆかりさんに関しても、16回目の体外受精と、17回目の体外受精との間で、なにかを足しているというわけではありません。唯一最善と考えられるから、繰り返す。それをやり続けているだけなのです。この二回に、医療としての違いはないのです。逆に卵のグレードとしてはその前の挑戦の方がよい状態です。それなのに結果が違う。こういうことを目の前にすると、妊娠って、『コウノトリが連れてくるんだな』と思わずにはいられません。何かが足りないから結果が出ないのではなく、ただ、『その時ではなかった』から結果が出ていない。そんなことも不妊治療の中ではよくあることです。


ここからは、渡辺ゆかりさんご自身にお話をしてもらいましょう。

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2006/06/02

5-2)受けてきた治療履歴

...5-2)受けてきた治療履歴


タイミング治療は、回数計り知れず。人工授精はY産婦人科・TK大学病院・東京SA病院で計30~40回。

 渡辺さんご夫婦は、決定的に悪い点がない、自然妊娠の可能性が0ではない、というこ
 とで何もしない月の排卵がもったいないといわれ、タイミング、人工授精などを
 繰り返しました。とくに、この説明は、東京SA病院が強く、TK大学病院では、
 ムダっぽいからやめておこうかと主治医と合意。


治療間隔について、

 25~39才まで病院での治療は、TK大学病院時代に途中で1年7ヶ月休み。
 体外と体外の間のAIHは、やったりやらなかったりなので年数は長いが、
 毎月というほどではなかった。
 
体外受精などの回数など
 TK大学病院・東京SA病院・KLCで15回採卵。17回移植。(子宮外妊娠2回)
 15回中 注射2~3本と薬の自然のやり方は5回。それ以外はもっと薬などを使った。
 
 17回の移植中 ラパロ(ETR)は3回(うち1回が子宮外妊娠)。

 東京SA病院のラパロは34才で2回、36才で1回。
 
 KLCで最後の移植のときは、注射2~3本の刺激で1コしか受精卵できず(いつもより
 かなり少ない)。移植後はホルモン値がよいということで、薬など一切なし。

漢方薬について
 R診療所の漢方は、周期療法なども含めて、いろいろな種類を飲んだ。
 マイコプラズマ肺炎になってから36歳以降は漢方薬は服薬せず

民間療法などについて

 整体は3軒。鍼灸は3軒。
 ザクロジュースなどの、妊娠によいとされるサプリは数知れず試した。
 訪ねた子宝神社、お守り数知れず。


妊娠に、なぜいたったのかは、自分でもよくわからない。鍼灸と時期的に忙しかった仕事と、1ヶ月以上飲み続けてたドリンクのコラーゲンのおかげかな。

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2006/05/26

4)不妊治療の一般的な流れ


..4)不妊治療の一般的な流れ


赤ちゃんが欲しい、でも出来ない。そんなときに産婦人科にいけばいいのかな?と誰でも思いますね。一般的な流れをお話したいと思います。


...タイミング、人工授精など


年齢にもよりますが、1年程度普通の夫婦生活を経ても妊娠に至らない場合は、
ご夫婦の基本的な検査と、排卵を少し促して、受精のチャンスをあげ、妊娠を考えようという作戦を取ります。これがタイミング、人工授精などによる挑戦です。

また、腹腔鏡などにより、骨盤内臓器の癒着などをとりのぞき、卵管采の動きをよくして、受精を促す方法もとられることがあります。


これらの治療は、排卵を促し(過排卵させ)、精子と卵子の出会いのチャンスを濃厚にすることで妊娠を促しています。ある一定の期間は、挑戦してみるのがいいと思います(ただし、薬物などをあまり使いすぎることには注意が必要だとは思いますが)

ここで妊娠に到れば、いままでの不妊は精子と卵子の出会いが少し足りなかっただけなんだなということになります。

これらの治療で結果がでないときには、精子と卵子を直接的に出会わせる方法にシフトすることとなります。


...精子と卵子を直接出会わせる方法(体外受精)


過排卵させ、出会いの濃度を高める方法で反応がない場合は、物理的に精子と卵子が出会えていない可能性があります。すなわちキャッチアップ障害といわれる状態です。この場合、いくら排卵を起こさせてもムダになります。物理的に精子と卵子が出会えていないわけですから、何個卵子があっても、受精卵になりようがありません。

つまり、過排卵をおこさせ、沢山の卵子があっても、卵管采がキャッチして卵管に運び、精子と出会っていなければ受精しないということです。また精子も卵管膨大部まで到達していなければ卵子と出会えません。この物理的に出会えない状態を、卵子を体外に取り出し、精子と出会わせ受精卵を作るのが体外受精です。受精した卵は、受精後二日から1週間程度の間に子宮に戻され着床を待ちます。


体外受精では、上手く受精卵が出来ないときには顕微授精という方法をつかったり、
受精卵を胚盤胞まで培養し戻す方法や、
凍結技術を駆使して、よりよい状態の子宮に戻したりと、いろいろな工夫がされています。

卵の誘発の仕方、受精卵の扱い、戻すときのホルモン管理など、体外受精を行う施設によってかなり差があります。

これは、実際に受精卵を戻しても、妊娠に到らないことが割合的に多いということから、種々の試行錯誤がされている結果だと思います。

よい受精卵を戻し、子宮のホルモン状態もよいのに、ただ妊娠に至らない。
こんなことがよくあります。

体外受精は、画期的な治療法ではありますけど、手軽に、確実に結果が出る方法であるとはいえないと私は思っています。

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2006/05/24

3)生命を嗣ぐ、生命のリレーをする

..3)生命を嗣ぐ、生命のリレーをする


女性にとって妊娠は、まさに自分の命の中で次の生命をはぐくんでいく行為ですね。妊娠し出産できる女性は、そういったことに直接的にかかわれる、存在です。

自分の命もそういったリレーによってはぐくまれてきて、また自分もはぐくんでいく。

もしかしたら直接的にリレーにかかわることができない運命かもしれません。

それは、私たちが決められることではなく、もっと大きな何かがきめているのでしょう。
子供は授かるもの、ああ、そうなんだと思います。

生命は、リレー。
ただひとりで存在しているのではない。
社会の中に生きる私たちは、
生命のリレーに、直接、関節にかかわり、
その社会の一員として生きていくのだと思います。
連なる生命の中の一つの輝きが、私たち一人一人の生命そのものなのでしょう。

社会の中で、生命が嗣ぎ、嗣がれていく。今、私の命があり、社会の中で存在がゆるされているということに感謝の気持ちがわいてくるのを感じます。


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2)不妊治療とのかかわり

.2)不妊治療との関わり


不妊の治療というのは、ここでもわかるように、ある時期まで、女性側に過排卵をおこさせて、なんとか受精の機会をあげようということが中心でした。それがこの10年ぐらいでしょうか。体外受精の登場で圧倒的な進歩をみせました。35歳で不妊治療終了とされていた時代から、生理がある限り治療可能の時代です。また、時代の流れとともに、女性側の妊娠への意識もかわり、妊娠を望む年齢があがってきたことも、現代の不妊治療の流れを大きく推し進める要因にもなっていると思います。


私は、ここ数年、体外受精を中心とした不妊治療に挑戦する方と、深くかかわり、鍼灸臨床を通じてできるお手伝いをさせていただいています。

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2006/05/23

1)私が不妊を知ったとき

赤ちゃんと出会うための旅

..1)私が不妊を知ったとき


私が、不妊という事を知ったのは、もう今から18年も前のことです。当時私は25才、始めての妊娠中でマタニティースイミングに通っていました。そこに、私よりはちょっと年上の妊婦さんがいらしていて、

『赤ちゃんが欲しくて、だいぶTK大学病院に通ったんだ。でも35歳になって、ドクターから治療をおしまいにしましょうといわれて、コタツで泣きにないていたの。そしたら、なぜだかポコッと授かって・・・』

もう今から18年も前のことです。マタニティースイミングでは、私と同世代の元気な若い妊婦さんが多くて、ちょっとお姉さんの彼女のお話を私は実感なく、ふーんそうなんだあと思って聞いていました。目の前の彼女も一緒にスイミングを楽しむ普通の妊婦さん。ただ一緒に楽しくプールの時間をすごし、私は7月に、彼女は8月に出産し、翌年、彼女も年子のお子さんを出産し、私も少し遅れながら年子の子供を出産しました。

今思うと、彼女の不妊は、いわゆるストレス性のもので、キャッチアップ障害。つまり、精子と卵子がであえていないということが問題の中心だったのでしょう。当時の治療としては、排卵の誘発が中心で、人工授精までの治療。治療することでより身体がストレスとなり、卵管采の動きが悪くなり、不妊状態が深くなってしまったのだと思います。(注:こういうキャッチアップ障害で、精子と卵子がであえていないときの西洋医学的な治療が体外受精であり、身体のストレスをとるということであれば、鍼灸がよいと思います)

ドクターに治療中止をいわれ、泣いてあきらめたとき、東洋医学でいう肝気鬱結が晴れ、身体にストレス状態がなくなったため、卵管采が気持ちよく動き、妊娠に致ったのだと思います。多分この方には排卵障害などがなかったためでしょう。気が楽になって身体の状態がよくなり、思わぬ年子の妊娠。あのときは私も年子妊娠の渦中になったので、「まったく年子とはねえ(^^;)」と話しましたが、彼女にとっては、それまでの遅れを一気に取り戻した思いだったのではないでしょうか。

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2006/05/22

赤ちゃんと出会うための旅ー目次

赤ちゃんと出会うための旅、14年にわたる不妊治療の軌跡を、再度構成しなおし、
妊娠後の経過をいれ、ファイルを製作しました。

HPの(http://www.big--mama.jp/YUKARI/YUKARI00.HTM)に、すべてアップし
てあります。

これから、ブログでは、短編形式で少しづつアップしていきたいと思います。
一気読みしたい方はhpで、少しずつ読みたい方はこのブログにておつきあいい
ただければと思います。

この物語は、渡辺ゆかり(仮名)さんという私の治療室にいらっしゃった方が
主人公です。ご本人からの文章を中心にまとめてあります。私自身、読み返すた
びに、ゆかりさんの文章に引き込まれてしまいそうな気持ちになります。

以下は、目次です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
タイトル『赤ちゃんと出会うための旅・・14年にわたる不妊治療の軌跡』

はじめに
  私が不妊を知ったとき
  不妊治療との関わり
  生命を嗣ぐ、生命のリレーをする


不妊治療の一般的な流れ
 タイミング、人工授精など
  精子と卵子を直接出会わせる方法(体外受精)


渡辺ゆかりさんの旅
  渡辺ゆかりさんについて
    赤ちゃんを願う方々の希望に
   受けてきた治療履歴
   旅の概要の解説

 24才 結婚。肝っ玉母さんになりたかった。

 25才 タイミング治療 人工授精 クロミッド〔排卵誘発剤〕

 26才~27才 タイミング治療 クロミッド HCG
 

 28才~29才 AIH〔人工授精〕腹腔鏡検査。

 29才 はじめてのIVF〔体外授精〕

 通院や~めた

 31才になっちまった。ヤバイ!(IVF2回目から6回目)
   帰り道、運転しながらよく泣いた。

 34才転院 卵管に戻す体外(IVF7回目から12回目)

 36才 休んでみるか・・・・

 36才 ビッグママ KLC (IVF13回目から17回目)
   ビッグママ治療室へ
  ビッグママへ行った理由
  渡辺ゆかりさんの、お身体について(よねやま談)

 37才 KLC(加藤レディスクリニック)へ。
   KLC採卵一回目(IVF13回目KLC)
  38才 KLC採卵二回目(胚盤胞3つ、戻し通算14、15、16回目)
  KLC戻し、15回目の結果が出て
 年齢的にもまだいけるんだろうけど・・・
 また、気が向いたら鍼に来てくださいね(^^)
 ポチは腹水が溜ってるのだ(>_<)

 38才9月 「もうやめます」宣言
  早くも結果が×と出た。
  懲りない私
  

 38才11月、KLCにての3回目の採卵ICSI
  採卵が早まりそ~だ(`o´)
 今採卵終わったよ~(^_^)v
 小さいから凍結できるか微妙
 小さい卵でグレード3
 判定日 1月25日
 ど~なるかワカランけど
 一歩進んだゾ!
  待つ時間を過ごすための暝想法
 胎嚢確認
 順調に大きくなってる
 心拍とれたよぉぉぉぉ(;_;)
 順調だってよぉ!ありえねぇ~(`o´)
 無事にKLC卒業だそ~だ!
 「もう来ないゼ!」

 渡辺ゆかりさんの着床時と、妊娠時の鍼灸治療について

 39才 もうすぐ臨月
  珍しく日焼けしない夏だったな。
  予定日まで2週間きったがなかなか産まれんもんだ(-.-;)
  予定日過ぎても陣痛がこなくて~というときは、御相談アレ(^^)
  毎晩ワクワクドキドキ
  ま、がんばってちょ。
  陣痛がきたかも
  じっくりと楽しんでおくれ(*^^)v。

 出産 そして・・・
   渡辺さんからの出産レポート
  一ヶ月検診を終えて
  みんなを励ましておくれ!
  この目はパパ似かねえ(^^)。
  ほおずりしまくっている親バカです
  巨大な鯉のぼり


おわりに
   不妊夫婦は世の中じゃマイノリティかもしれない。
  赤ちゃんに出会う旅をなさる方々を見守り続けていきたい

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2006/04/28

旅の終わりに

ファイル製作の鬼の私(=^_^;=)

赤ちゃんと出会うまで14年のたび

http://homepage3.nifty.com/big-mama/syorei/tiryoki/funin01/

終わり方が、尻切れトンボで雑(=^_^;=)という指摘をうけ、終わりにの

ファイルを作りました。私のまとめです。

このファイル自体はOKがでましたので、あとはファイル構成などでOKがでれば

だいたい(まだどっかダメが出るかも)OKのはず。全部OKがでたら、きちんとしたものと

差し替えてもらおうと思っています。

ということで、とりあえずなのですが、ファイル製作のおわったところだけ出していきます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


おわりに

渡辺ゆかりさんの旅は、こうのとりの来訪をみて終わる事ができました。
次の旅は、赤ちゃんとの3人での旅ですね。

このファイルをかいていて、こういった体験談は、赤ちゃんができないと成り立
たないのか、というゆかりさんご自身の言葉を思い出します。
旅の終わり方は、赤ちゃんを抱いて終わる方もいれば、ご夫婦での新たなる
旅への決心で終わる方もいらっしゃいます。いろんな旅の終着点があるのですね。


どんな終わり方にしろ、この、赤ちゃんをとのめぐり合いを探すたびは、その後
の人生に大きな意味をもつ旅なのだと思います。

ご夫婦のあり方を考える旅でもあり、
新しい家族を迎える旅でもあり、
自分自身の、人間としてのありようを考える旅でもある。

私という人間が存在しているのは、ただ、私だけがあるのではなく、連綿とした
生命の流れの中にあるのだということ、そして生命のリレーの中に私がいて、夫
がいて、子供がいて、当然私にも母がいて、父がいて。母にも母がいて・・・。
大きな生命の流れの中に、私はあるんだというその思いを強く感じさせる旅なの
だと思います。


勇気をもって旅に挑戦なさる皆さんに、少しでもよい結論がでるように、そして、
旅自体が、辛いだけではなくご自身の人生を深めるものであっていただけたらと、
願っております。

渡辺ゆかりさんのたびは、
いま、赤ちゃんがやってきたという結論をえた位置からながめると、辛い思いで
も、悲しい思いでも、すべて、あんなこともあったなあという思い出話になって
います。しかしながら、旅の途中には結論が見えるわけではなく、そのときどき、
どうしたらいいんだろう、どうなっていくんだろうという『迷い』の数々でした。


ご夫婦の迷い旅に、同行していくパートナーとして一緒に泣き笑いをした私で
す。この旅はどこにいくのか?望むような終着点がくるのかだろうか?ほかの結
論にたどり着くのだろうか。私も一緒に迷い悩みました。そして、できることを
精一杯というのは、ご夫婦と同じ思いです。

今回のように、旅が長く、こんなに努力しているのに結果が出ないというときに
は、『どうして?』と、『なにが足りないの?』と、考え込んでしまいます。
誰も答えてくれない、答えることが出来ない、答えを知っているのは誰?と聞い
ても誰もわからない。


『でも向井亜紀と同じ、自分とダンナの血を継いだ子がほしいのよ。

 会ってみたいのよ、我が子ってやつに。

 抱かせたいのよ、我が子をダンナに。』


私には、自分の体験としては『子供が欲しい』という強い気持ちをもったことが
ありません。私にとっては、当たり前にいるのが自分の子供だったからです。
我が子という子供に会いたい。この切実な気持ち。
彼女の旅は、私自身にも、あらためて、人生においての子供のいる意味を考えさ
せてもらう時間となりました。

我が子に会いたいという切実な気持ちに、私がお手伝いをさせていただくことが
できるということは、なんという有難いことなんだと震えるような気持ちです。

この位置で、皆さんの旅のパートナーを務めることが許されていることにたいし
て、私は最善の努力をすべきなんだと強く感じています。日々、勉強を重ね、努
力を重ねて、赤ちゃんに出会う旅をなさる方々を見守り続けていきたいと思いま
す。

               平成十七年四月二十七日
               ビッグママ治療室 よねやまはつき

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2006/04/21

..1)赤ちゃんと出会うまで、14年の旅(1)

...もう6ヶ月になるヒロシ君というかわいい赤ちゃんのお母さんから、
少し前に『HP上などでも直接でも患者さんに私の事例を使ってどんどん励ましたって下さいな。』というメールを頂きました。

 この方は、14年にわたる、赤ちゃんと出会うまでの旅をなさったかたです。
 
 私は後半の3年半をお付き合いさせていただき、彼女が赤ちゃんを抱くのを見届けさせていただきました。生まれたと聞いて、病院にお見舞いにいったことがつい昨日のようです。すぐに大きくなるんですねえ。
 
 彼女にご協力いただき、ひとつのファイルとすることが出来ました。
 
http://homepage3.nifty.com/big-mama/syorei/tiryoki/funin01/

 ブログでも、少しづつアップしていきたいと思います。
 
 不妊治療をしていると、どうして?何が悪いの?いつが終着点なの?という
 沢山の疑問、悩み、堂々巡りにおちいるかと思います。
 少しでも参考にしていただければと思います。
 
 ただ、この症例でも、なぜ16回目までの体外受精では妊娠にいたらず、17回目の受精卵は着床し、妊娠にまでいたったのか?その決定的な理由はわかりません。
 卵のグレード、そのときの環境からいえば、もっと条件がよかったときは沢山ありました。でも、ダメなときと、いいときがある。この差はなんなのか。
 
 結果から考えると、妊娠するのと、しないのは、大きな差があります。でも、もしかしたら、この両者のあいだには、そう大きな差はないのかもしれません、ふう。
 
 この方のように、旅を続けなさいという気持ちは私にはありません。
 でも、旅の中でいろいろな出会いはあるんだろうなとは思います。
 その旅を見守るものとしての私のできることはなにがあるんだろうかと、思いをめぐらせています。

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